第59話

文字数 2,643文字


源三郎江戸日記(弟四部)59

なんだこれは蜂蜜ではないかと言うと、そうですよ、これが一番良いのですよと言うので、そうか、色々技があるのじあなと言うと、みんなは濡れているのを見て直ぐに入れたがるもの、
ですが、確認されたのは始めてですと笑って、一物を握ってしごき始めるとすぐにぐぐと大きくなったので、下帯を外してまたがり一物を敏感な部分に差込腰を激しく動かしたのです、

なるほど粘りがあって気持ちよいなと言うと、あ~と大きな声を出して、唇を重ねて舌を絡めたのです、これはたまらんと言って乳房を吸うと、さらに大きな声を出したので、たまらず、
放出したのです、小さくなったので引き抜き、和紙で綺麗に拭いて自分も股に和紙を挟み、どうでしたと酌をするので、さすがは玄人だこれでは男はくせになるじあろうというと、お前、
お足はいくらだと聞くと、

2分ですよと言うので、なる程高いなと言うと、お大臣が言う言葉ではありませんよと笑うので、そうか、そんなに金持ちが来るのかと聞くと、いいえ、本当は2朱が相場ですよと耳元、
で言ったのです、なるほどわしからふんだくろうと言う事かというと、そうですよ、次にはもっと凄い女子が来ますよ、あちきは1時しかいません、旦那が残してくだされば別ですが、
又2分かかりますと言ったのです、

そうすると泊まりになるといくらになるのじあと聞くと、朝まで12時ですから24分なので6両になりますと言うので、お前にはいくら入るのじあと聞くと、1両取り分ですがそんなお大臣、
はめったにいません、旦那と連れの方は良いかもなんですよと笑うので、しかしわしは35両儲けているのじあよと言うと、まあ、そんなに儲けたのですか、それでは寝てはいけません、
よと言うので、

そうか朝になればすっかりなくなっているわけかと言うと、気をつけてくださいと言うので、これで帰ると帰り道を襲うのだな、まったく、ここを仕切っているのは誰だと聞くと、権八、
親分です、十手を預かっていますよと言うので、博打場はイカサマはやっていないようだがと聞くと、まともに返さないイカサマですと笑ったのです、朝までいても残りが大金を持って、
いるので、

寝なくても襲われると言う事じあなと言うと、そうです、逃げ道はありませんと言うので、わしは剣の達人じあ怪我するだけじあよと笑ったのです、おまえは近在の者かと聞くとハイ、
借金の肩に売られたのですと言うので、父親はと聞くと大工をやっていましたが屋根から落ちて働けなくなり、おっかさんが働きすぎで病気になったので、医者代を権八親分にかりて、
返せなくなりここに売られたのです、

ここにいる女はそんなものですと酒を飲み干したのです、それは嘘じあなと言うと、どうしてですかと聞くので、お前のしゃべりは色んな国の言葉が混ざっている、近隣の者がそんな、
言葉を使うはずがない、江戸、尾張、上方、博多、小倉と流れて来たのじあろうと言うと、旦那に嘘はつけませんね参りましたと言うので、それが女郎の手なんだろう、知っていて、
知らないふりをして遊ぶのが、

粋な男と言うわけじあな、その権八を呼んでくれと言うと、呼んでどうするのですかと聞くと、いいから呼んでくれと言うと、ハイと言うと女将に呼ぶようにと言うと、おまえは又嘘、
八百並べたのだろうと言うと、すみませんついと言うので、わたしは知らないよと言うと呼びに行ったのです、部屋に戻ってきて、わたしが悪口を言った事は内緒にしてくださいなと、
言うので、

わかっておると笑うと、部屋に権八と言いますと入って来たので、まあ飲めというとさくらが酌をして権八が飲み干すと、おまえは十手持ちじあそうだなと聞くと、ハイ、代官様より、
預かっていますと言うので、それなのになぜ博打場をやっているのだと聞くと、めこぼしして貰つています、ほんのてなぐさみです、旦那みたいに大金をかける者はいませんと言うの、
で、

博打の貸し借りはと聞くと、やっていませんと言うので、金貸しもやっているのじあろうと聞くと、ハイ、やっていますがご定法の金利しかとりませんがと言うので、なる程借金の肩、
で娘や妻女を女郎にする事はしているのかと聞くと、そんな事するわけはありません、事情がある場合には棒引きもします、女郎屋、博打場はその為の資金稼ぎですと言うので、ほう、
見上げた心掛けじあなと言って、

給金も安いので稼がなくてはならぬわけだと言うと、藩も台所は火の車らしいですが、代官様の話しではこれからは良くなるそうですと言うので、何故じあと聞くと、それは申し上げ、
られませんと言ったのです、さくらが色々言うたのかもしれませんが、女郎はその手でお客を呼ぶのが手口ですので勘弁してくださいと頭を下げるので、最後に一つじあがここの相場、
はと聞くと、

ハイ2朱が相場ですと言うので、朝までいてもかと聞くと、ハイそうですが、お客が女郎に差し出された金は折半と言う事になっています、年季が明けたものは折半で働いて貰っていま、
す、店変えの希望があれば受けますよと言ったのです、ここの女将はお前の妻女かと聞くと、いいえ、雇っています、岡っ引きの女房が女郎屋の女将と言うわけにはいきやせん、女房、
は飯と居酒屋をやっていますと言ったのです、

お武家様はお役人様ですかと聞くので、なぜそう思うのじあと言うと、そんな質問をされるのはお役人しかいませんよと言うので、わしは諸国巡察視の村上源三郎じあと言うと、それで、
は、ご老中の村上様ですか、ハハハッと平伏するので、さくらが済みませぬ、とこれも平伏するので、忍びじあ頭をあげよ、色々聞いてすまなんだ、調べるのが役目なんじあよと言うと、

悪い事をするものは、取り締まっておりますと言うので、給金も少ないのに、木徳な奴よのうと言うと、だれかが、やらなければならぬのです、この宿場でわたしで3代目ですと言うので、
色々と物入りであろう、そなたに1000両くだしおく、みんなの為に使うが良いと言うと、宜しいのですかと言うので、長年の褒美じあ、明日代官から渡すぞと言うと、有難う御座ります、

困った者の為に使わさせて貰いますと言うので、それではもう良いぞと言うと、ごゆっくりと言うと、部屋を出て行ったのです、さくらが嘘をついてごめんなさい、お手打ちは許して下、
さいと言うので、いいのじあよ、女郎の手口であろうと笑うと、ご老中様がこんな処で女子を抱くなど聞いた事がありませぬと言うので、わしは変わっているのじあよと言ったのです、

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