第69話

文字数 2,647文字


源三郎江戸日記(弟四部)69

女子は太るといけないとおわん1杯くらいしか食べないじあろう、年寄りもそんなにたくさんは飯だけは食べない、若者、子供がかかり易いのじあなと言うと、大工の安吉も仇みたいに、
白米を食うていましたが、かかってしまったんですよ、どんぶり二杯も毎日食っていましたよと笑ったのです、米が安くならねば分からなかったのじあなと言うと、良い事か悪い事か、
わかりませんねと女将が言って、

みなさんもかつけに掛からないように、野菜、魚を召し上がってくださいと言ったのです、越後屋が我々は小食だから、かからないわけかと言うので、玄米は良いのだが食いずらいで、
でしょう、世の中が豊かになるとかかる贅沢病じあなと言って、それでは1人5両づつ女将も入れてやろうと、25両包みを女将に渡すと、いいのですかと言うので、儲けた金じあから、
いいのだよと言ったのです、

それではわしはこれで失礼するが、みんなは楽しんでくれと言うと、席を立ちここの、払いは七衛門も、儲かったので頼むと言うと、ハイ、まかしておいてくださいと言うので店を出て、
屋敷に戻ったのです、湯に入りサツパリすると、おみなが茶づけを出したのでかきこむと、用事は済みましたかと聞くので、総て段取りしたので、大丈夫じあろう、江戸屋も来ておったぞ、
と言うと、

ハイ、料理屋に行く前にここに寄って、お玉の方様に、挨拶していきましたと言うので、今回はそなたの父親に、世話になったと言うと、父上は殿様のお役に立てて喜んでおりましたよ、
今回はお聞き届けくださりまして、有難う御座いますと言うので、そなたは美形じあからいくらでも、婿の来てはあったじろうにと笑うと、わたしではだめでしょうかと言うので、何を、
ゆうか、

わしは嬉しいがのうと言うと、よかったですと酌をしたのです、そなたは何か、得意な物があるのかと聞くと、琴に三味線は習いました、それに横笛が吹けます、小太刀はお春の方が教、
えてくださるそうです、頑張って修練しますと言うので、ゆつくりやれば良いと言うと、私も巡察に連れて行って下さいと言うので、今度四国に行くので連れて行こうと言うと、嬉しい、
と言ったのです、

それでは休むとするかと言うと、お膳を片付けてきますというと部屋を出て行ったのです、フトンに入ると、みなが戻って来て、蝋燭の火を消してフトンに入って来たので、腰紐を解き、
裸にして、源三郎も裸になり下帯を外して、唇を重ねて乳房を揉むとあ~と声を出したので乳房を吸って、敏感な部分に指を入れて擦ると段々濡れて来たので、さらに動かして痛くない、
かと言うと、

大丈夫ですと言うので、硬くなった一物を入れると、大きな声を出したのでゆっくりと動かすと、凄く濡れて来て抱きついて来たのです、暫く動かしているとたまらずう~と言うと放出、
してしまったのです、小さくなったので引き抜くと、おみなが和紙を枕元から取り出して一物を拭くと少し血がついています、痛くなかったかと聞くと、最初は少し痛かったですがすぐ、
に気持よくなりました、

末永く宜しくお願いしますと胸に顔をうずめるので、早くやや子が出来ると良いなと言うと、頑張ってくださりませと言って手を握るので、唇を重ねて舌を絡めたのです、今日はここで、
寝るのじあと言うと、ハイと言ったのです、翌日目を覚ますとおみなが、塩と手ぬぐいを渡すので歯を磨き顔を洗うと、朝餉が出て来たので朝餉を取り今日は出仕しないので、籠はいら、
ぬぞと言って、

おみなは馬に乗れるのかと聞くと、ハイ、乗れますというので、お玉とお春を呼びお玉は懐妊しておるので留守を頼む、お春とおみなは一緒にでかけるぞ、町娘の格好をせい、今日は、
船に乗り浅草寺に行くぞと言うと、二人がハイ、直ぐに支度しますと部屋を出て行ったのです、お玉がおみなはどうですかと言うので、中々良い女子じあなと言うと、それは良かった、
です、

今日から部屋を与えて、部屋子をつけますというので、あいわかった、お玉はくれぐれも無理はするなよと言ったのです、用意出来ましたと言うので、2人を連れて船に乗り浅草寺に、
向かったのです、お春も久しぶりじあなと言うと、ハイ、と言うので、そうじあお照るもつれてくれば良かったなと言うと、こんど連れてきましょうと言うので、お照るも15才じあな、
と言うと、

私の歳がばれますと言うので、まだ若いじあろう、もう1人は産んでもらわねばと言うと、そうですね、お玉の方が懐妊されたくらいです、私もお願いしますと言うので、分かってい、
ると言うと、おみなが私もですよと言うので、そろって懐妊させるかと言うと、二人は喜んだのです、お春、おみなを頼むぞと言うと、ハイ、小太刀は教えておきますと言うので、
頼むよ、

米沢の両親、兄弟は元気かと聞くと、ハイ、今年も豊作が見込めると頼りがありましたと言うので、そなたは側室じあから江戸から米沢に行けるぞ、お照るを連れて父親に見せてきたら、
どうじあと言うと、宜しいのですかと言うので、玄海屋の船にのれば3日でいけるぞ顔を見せてやれと言うと、ハイ、早速便りを書いてしらせます、お玉の方に話しをして暇を貰います、
と言ったのです、

来月には四国に巡察にいかねばならぬ、おみなを連れていくが、そなたは米沢の様子を見に行ってくれと言うと、ハイ、承知しました、治憲様も国にお戻りです、お会いしてきますと言、
ったのです、その頃江戸中の両替商の頭取を呼んで徳政令を間部が伝えると、みんなが愕いて、家に戻り町の貸し金をやっている者を集めて公儀からのお達しを言うと、何と無体なと、
みんなが憤慨して、

そんな事するなら、今後は武家には金は貸さんと口々に言い始めたのです、頭取はお上に不服を言うと、財産没収の上遠島になるぞともかく我慢してくれと、説得したのですが、大きく、
貸している者は、今後は利息を払わない場合は担保に入っている米の代金も支払わないと息巻いたのです、旗本は喜んだのですが、御三家を筆頭にして大名はそれはやりすぎではないか、
おそらく、

今後は商人の貸し渋りが出て、大変な事になると間部につめよると、それなら帳消しにせず、各大名は対処すれば宜しいかと思います、それは各大名の勝手になされと言ったのです、
御三家は借りている商人を呼び、当家はそなた達の貸付はそのままとするので、安心しろと言うと、胸をなでおろしたのです、しかし、大部分の大名は幕府のいいつけじあと、半額、
の証書に書き換えるように金貸しに言ったのです、
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