カーミラ・カルンスタイン

文字数 723文字

【キャラクターファイル】

名前:カーミラ・カルンスタイン
種別:吸血姫
出展:古典怪奇小説『吸血鬼カーミラ』
登場作品:『闇暦戦史:孤独(こどく)吸血姫(きゅうけつき))』


性格:
閑雅にして優麗。
自分本意な恣意的性格も孕んでいる。
同時に達観的な観察力を常時張り巡らせており、性格的には抜け目が無い。
また、柔和な物腰に反して〈吸血鬼〉らしい冷酷さも兼ね備えている。


武器:
●棘双鞭


特徴:
見た目の貞淑さに反して戦闘能力は極めて高く、その実力と潜在魔力はカリナと同等のようである。
 

設定:
スチリア出身の伝説的吸血姫。
()の〈吸血王ドラキュラ〉と双璧として語り継がれている魔性。
かつて原典小説『吸血鬼カーミラ』の物語を経験した後日談が、本作での背景設定となっている。

イギリス・ロンドンを拠点として旗揚げした吸血鬼勢力〈不死十字軍(ノスフェラン・クロイツ)〉の盟主として担ぎ上げられ、不本意ながらもその責務に従事。
クセの強い宰相達を実力で組み敷きつつも、同時に〝人間〟に対する強い慕情から〈人魔共存〉の政策を試行錯誤する日々を過ごす(この動機は原典小説に起因している)。

やがて、流浪の吸血姫〝カリナ・ノヴェール〟と邂逅すると、彼女との因縁を感受して肩入れに導く行動を取るようになる(『闇暦戦史:孤独(こどく)吸血姫(きゅうけつき)』より)。

尚、本作では〈原初吸血鬼(デモン・ヴァンパイア)〉である〝ジェラルダイン〟の子孫という設定を加味されているが、この〝ジェラルダイン〟は古典怪奇詩編『クリスタベル(著:シェリー)』に登場する魔性。
詩編本文に〈吸血鬼〉とは記されていないが、その物語骨子や特性は『吸血鬼カーミラ』と酷似しており、レ・ファニュがインスパイアされた可能性は否めない。
そうした因果性から、本作では〝ジェラルダインの子孫〟という拡張解釈をした。

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