ろくろ太夫

文字数 1,372文字

【キャラクターファイル】

名前:ろくろ太夫(だゆう)
種別:ろくろ首
出典:民俗伝承
登場作品:『妖滅(ようめつ)戦隊(せんたい)カルマージャ』


性格:
(あや)しい(つや)に立ち振る舞う知略策士。
数多の『男女の駆引き』を経験している過去から人心を惑わす事に長けており、その手腕は狡猾な策謀のみならず幻術行使等の実践面にても反映されている。
常に閑雅な色香を装い、その〝のらりくらりとした物腰〟から本心を窺い知る事は難しい。
また花魁(おいらん)としての背景から『(くるわ)言葉(ことば)』を使う。


武器:
邪魅(じゃみ)(せん):愛用三味線を奏でると、その旋律に乗せて多種多様な妖術&幻術を発現できる
飛頭(ひとう)(ばん):頭部のみを切り離して高機動飛行で四方八方から強襲する奥の手


特徴:
知略策謀担当の女怪幹部。
血筋的には〝原初ろくろ首〟たる〈飛頭(ひとう)(ばん)〉の直系子孫に在り、並大抵の〈ろくろ首〉よりも優れた妖怪になる。
彼女の場合〝策の成功率を最重視した暗躍〟が主であり、そうした面からはストロングスタイル幹部の〈たんころりん〉とはスタンスを棲み分けている。
しかしながら、互いの攻略スタイルから対立が生じる場合も多少あるものの〝水面下反目〟というようなギスギスした関係性にはなく、互いに相手へは一目(いちもく)を置いて尊重している間柄のようである。
幹部会合時には三味線を奏でつつ黙々と情報交錯に耳を傾け、分析再考察が整ってから発言する傾向に在る。
また、愛用三味線〈邪魅(じゃみ)(せん)〉は〈付喪神:器物変化妖怪〉であり、彼女の忠実な従者として会話する。
どこか〝誰にも自分を晒け出せぬ虚無感〟を内包している彼女にとって、唯一(ゆいいつ)〝自分を見せられる相手〟のようである。


解説:
敵女性幹部〈ろくろ太夫(だゆう)〉です。
容姿的にはスタンダードな〈ろくろ首〉にしかなっていませんので、特異性のあるアレンジには実っていません(百々我(ももんが)やたんころりんに比べて〈怪人〉としての感受性は低い)。
ですが、まぁ『妖滅(ようめつ)戦隊(せんたい)カルマージャ』の基盤は『スタンダードな妖怪退治もの』ですから、こうしたキャラクターもアリでしょう。

最初期では〈ろくろ姫〉でしたが〝花魁(おいらん)〟の方が〝らしい個性〟が出そうなので〈ろくろ太夫(だゆう)〉とシフト。
愚直武闘派な〈たんころりん〉との対比に〝油断ならない狡猾な策士〟〝翻弄に惑わす妖術使いとしての妖しい色気〟といった要素に構築するつもりでしたから、そうなると〈姫〉よりも心理戦(駆引き)に百戦錬磨な〈太夫(だゆう)〉の方が相応しいと判断しました。
愛用武器として〈三味線〉も持たせる意向もありましたからね……そうなると、ますます〈太夫(だゆう)〉の方が相応しいです。

また、最初期案では〈ろくろ首〉の源泉である妖怪〈飛頭(ひとう)(ばん)〉と悩んでいて両天秤作成──例えば『魔界転生』とか〈ブロッケン伯爵:『マジンガーZ』〉とか、それらの源泉であるイギリス妖精〈デュラハン〉のように〝生首を小脇に抱えた像〟をやりたかったんですよね(あの〈銀河魔女ギルザ:『巨獣特捜ジャスピオン』〉もやりましたなw)。
しかしながら〝万人が抱く判り易い妖怪感〟から首を描き足しました。
ですが『飛頭(ひとう)(ばん)設定』も没化したワケではなく、コチラは『奥の手』として据えています。
つまり〈ろくろ首〉としてはハイブリッドwww

実はイラストについては諸々失敗していますw
左手の指とか……とりわけ愛用武器〈邪魅(じゃみ)(せん)〉が〝厚切りトースト〟みたいになってしまいました。
そして、オイラ〈髑髏(ドクロ)意匠〉多過ぎ……と猛省w

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