ロアゴレム

文字数 1,680文字

【キャラクターファイル】

名前:ロアゴレム
操縦者:魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア
全高:50メートル
重量:60000トン
魔魂:ゴーレム
登場作品:『魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア』


必殺技:エメト・パニッシャー
搭乗する〈魔戒(まかい)戦隊(せんたい)〉から魔魂エネルギーを供給される事で全身が神々しく金色輝光──腹部異界門〈マイナーパンデモニウム〉が開放可能となり、そこから漆黒魔弾を怒涛に連射する。この魔弾は飢餓本能を魔性と帯びており、相手を次々と貫通に喰らい刔り消滅させてしまう。
ただし供給魔魂の消耗が激しいため魔戒(まかい)戦隊(せんたい)の疲労も著しく、ロアゴレム自体も強制休眠状態〈メトモード〉へと陥ってしまう。
強力無比な必殺技ではあるが、リスクも大きい〝両刃の剣〟と言える。


武器:
●ギガントパンチ:巨腕鉄拳
●ブリットフィンガー:五指から放つ連射魔弾


特徴:
巨大怪物を相手取る際に魔戒戦隊が召喚する巨大ゴーレム。
頑強にして剛腕。
一応は自我を宿しているが、会話を発する事は無い。
本来〈ゴーレム〉は〝土塊〟から製造されるが、彼の場合は〈砂鉄〉を魔力で超圧縮生成した魔合金ボディであり、そのため既存の金属よりも超硬質素材となっている。

永らく封印の眠りに就いていた〈伝説の大怪物〉であるが〈魔戒(まかい)戦隊(せんたい)〉の戦力強化に苦心する〝レオナ・フェルネ/エンシェントロア〟の財団組織力を投入した大規模調査により封印地が発見され、現代に復活──その封印地は〈エジプトスフィンクス〉そのものであった。


解説:
怪物ヒーロー〈魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア〉の巨大ロボらしくモチーフモンスターは〈ゴーレム〉です。

見た通り往年のカリスマロボット〈ジャイアント・ロボ〉をアレンジしています……が、実はそれは同期的着想で、原点中の原点は違います。
モノクロサイレント映画『巨人ゴーレム』こそが発想原点なんですね(だからスカート履き)。
で、大好きな〈ジャイアント・ロボ〉も酷似しているから落としちゃおう……と。
そもそも〈ジャイアント・ロボ〉の源泉も『巨人ゴーレム』で間違いないと思います(スフィンクスアレンジにしてはいますが)。
『太陽の使者 鉄人28号』当時、横山光輝御大はインタビューにて「子供の頃に怖くて強く印象に残っている『フランケンシュタイン』や『巨人ゴーレム』が〈鉄人28号〉のイメージに落としてある」と言っていましたから。
ま、源泉同じなら、そりゃ方向性は被ります。
ただし意識的に〈ジャイアント・ロボ〉最大の特徴は外しています。
すなわち『黒目/リベット/蛇腹関節』です。
それを踏襲してしまうと〈ジャイアント・ロボ〉にしかなりませんからね。
ちなみに通常武器も〈ジャイアント・ロボ〉のオマージュであり、尚且つ必殺技〈エメト・パニッシャー〉はもうひとつの特撮スーパーロボット名作『大鉄人17』の必殺技〈グラビトン〉をオカルトアレンジした設定になっています。
この〈エメト/メト〉は実際のユダヤ伝承に在るゴーレム設定です。
活動状態の〈ゴーレム〉は額部にヘブライ語の呪刻印『emeth:エメト/真理』と書かれていて、ここから頭文字『e』を削除して『meth:メト/彼は死せり』とすれば〈ゴーレム〉は土塊へと還ってしまうとされています。

現状では変形合体構造を考慮していません。
デザイン的に織り込み難いというのもありますが、やはり〈ジャイアント・ロボ〉のオマージュ踏襲を強く意識しているせいなんですね。
イメージソース〈ジャイアント・ロボ〉の魅力のひとつは〝愚鈍な重厚感〟にもあって、やはり変形などで機動性向上の利便が備わってしまうと、その魅力は死んでしまうんですよね。
不便さがあるからこその面白味というか〝不完全ゆえの完成された魅力〟というか。
とはいえ、さて戦場へはどうやって運ぼうか?
いまのところ〈ジャイアント・ロボ〉と違ってジェットバーニアなんて搭載していませんから、それはつまり〝飛べない〟という事ですし……。
ここは〈魔戒(まかい)戦隊(せんたい)〉らしく〝魔方陣から出現〟とでもしましょうか?
あの〈魔動(まどう)(キング)グランゾート〉みたいに現場に即興魔方陣を描いて、そこから〈マジンガーZ〉みたいにズモモモモ……と?



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