機海将フリゲイラ

文字数 1,586文字

【キャラクターファイル】

名前:機海将(きかいしょう)フリゲイラ
正式名称:BF-07 フリゲイラ
属性:戦艦
登場作品:『超機(ちょうき)戦隊(せんたい)ギアテクザー』


性格:
機鋼帝(きこうてい)アイレゾンに対しては絶対的忠誠心を抱きながらも、それ(ゆえ)に自己顕示欲が異常に強く、常に手柄を欲している。
部下に対しても〝自身に対して有益か否か〟が判断基準となっているきらいがあり、そうしたドライな意向は露骨な優遇扱い等に反映されている事も少なくない。
また、これらの性質に起因して他将にはライバル心を募らせており、水面下では反目の化かし合い関係にも在る。


武器:
●フリゲイラカノン:頭部砲台からの大火力射撃
●ハンドアンカー:射出した手首には鎖が付いており、それを以て相手を拘束する
●レーダー能力は組織でも屈指であり、索敵能力に長けている。


特徴:
海戦型ギアロイドによって構成されている〈機海軍(きかいぐん)〉の最高司令官。
艦隊指揮を旨としている一方で諜報戦に於いても手腕を発揮。
無論、自身も海洋戦を得意としている。
機鋼帝(きこうてい)アイレゾンに対する絶対的忠誠心から自己顕示欲が異常に強く、常に手柄を欲している。
そうした性格から〝戦果〟こそが総てであり、ともすれば敵味方問わず犠牲を生む事など些末とさえ捉えて冷酷非情な選択も躊躇しない。
それは〝戦士としての矜持〟を抱く〈機空将(きくうしょう)ステルシオン〉〈機陸将(きりくしょう)イザズドン〉とは『水と油』であり、この〈三機将(さんきしょう)〉が足並揃わぬ不協和音の原因ともなっている。
ちなみに機鋼帝(きこうてい)アイレゾンに対する並々ならぬ忠誠心ではあるが、それは別に〝恋愛感情〟というわけではないらしい。


解説:
敵勢力〈ガシャーク〉の女幹部〈機海将(きかいしょう)フリゲイラ〉です。

御存知とは思いますが、他幹部は〈ステルシオン〉〈イザズドン将軍〉として収録していましたが、彼女の登場で〈ガシャーク幹部〉は揃い、同時に他幹部も
〈ステルシオン→機空将(きくうしょう)ステルシオン〉
〈イザズドン将軍→機陸将(きりくしょう)イザズドン〉
と改名する事となりました(既に改訂済み)。
つまり〈陸軍/海軍/空軍〉という図式になるのですね。

実は当初から構想としては「〈ガシャーク〉は陸海空の軍団による分岐構成でやりたいな……〈ネロス帝国:『超人機メタルダー』〉〈クライシス帝国:『仮面ライダーBlackRX』〉〈魔王軍:『ダイの大冒険』〉みたいな組織図で」とは思っていたのですが、描く手間を憂慮して流していたのですよ。
で、とりあえず〈ステルシオン〉は〝ライバル戦士〟として公表し、やがて〈イザズドン将軍〉が〝統括幹部〟に据えられて〈ショッカー型組織構造:オーソドックスタイプ〉にしていた。
ですが、やはり(主役勢との対比もあって)悶々としていたので、書き下ろす事としたのです。
こうして、ようやく〈ガシャーク〉は脳内構想通りの組織図となりました。

キャラクター的には〈凱聖ゲルドリング:『超人機メタルダー』〉と同質の行動理念となりましたが、動機もほぼほぼ同じでしょう。
つまり〝人造生命体(ゆえ)に重厚なアイデンティティ背景を持たない焦りから生じる武勲欲〟です。
ある意味、哀れな存在ですよね……()してや〈フリゲイラ〉は〝女性〟ですから。
というか、狙ったワケではありませんが、本作には『超人機メタルダー』の影が色濃いですねw
同じ『アンドロイドによる骨太な人間ドラマ』という方向性だけに……かな?
それはともかくとして演出面から述べた場合、こうした〝不協和音分子〟がいた方が組織図は重厚に面白味を増します。
悲喜こもごもの相関(ドラマツルギー)が映えますから。
うん、仲良し小吉の円満な幹部関係よりも絶対に面白い。
実は、そうした意向から彼女のキャラクター性が築かれたのです(ゲルドリング云々ではなく)。
ただし、こうした立ち位置は総じて損な役所でもあり、得てして嫌われるw
彼女は……どうなるんでしょうね?
これが〝愚かしい女の憐憫(れんびん)〟と機能すれば、逆に同情人気も得られますけど。


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