アウバー・レル

文字数 1,642文字

【キャラクターファイル】

名前:
 アウバー・レル
(Comander AWBEAR RELL)


登場作品:
 『幻装戦隊エルファンサー』
 (GENSOUSENTAI ELFANCIR)


種別:ファーメッツ帝国攻撃隊長


性格:
 悪党を気取りながらも、実際には無自覚にも小悪党気質。
 如何なる指令であろうとも完遂しようとする愚直さに在るが、その反面、単純で抜けているお人よしな一面も窺えて憎めないキャラクター性と化している。
 本人は〈アレック・ルゥ将軍の片腕〉と自負しているが、実際には〝出来の悪い弟分〟というスタンスが正しい(アレック・ルゥ将軍を「兄貴~!」と呼び慕い、その都度「えぇい、ワシは〝兄貴〟ではない! 〈将軍〉と呼ばんか!」というやり取りが定番化している)。


武器:
 怪力無双。
 愛用の巨鎚〈バーベルハンマー〉は常人では持ち上げる事すら叶わぬ程の重量であり、また彼が振るって大地を叩けば局地的地震を引き起こせる。
 非常に頑健頑強な身体能力に在り、また治癒再生能力も異様に高い。


特徴:
 侵攻国家〈ファーメッツ帝国〉の攻撃隊長であり、アレック・ルゥ将軍直属の部下。
 主にゴボーク兵を引き連れて前線指揮を担当する。
 そうした立ち位置から〈幻装戦隊エルファンサー〉と交戦接触する機会が一番多い存在と化している。


解説:
 ネーミングは「暴れる」から。
 この〈アウバー・レル:暴れる〉&〈アレック・ルゥ:荒れ狂う〉のネーミングは結構古く、そもそもは『凰太郎戦隊』や『凰太郎WORLD』の為に生まれたワケではありません。
 自己創作活動とは無縁に、学生時代の『テーブルトークRPG』フィーバー時期にて考案していた敵キャラ(中ボス)の名前です。
 イメージとしてはスーパーロボットアニメ(殊に『超電磁シリーズ』)フォーマットのひとつである〝幹部交代:後半展開に合わせたグレードアップ化〟を意識した演出として用意していました。
 例えば『プリンス・シャーキン→轟雷巨烈:勇者ライディーン』『大将軍ガルーダ→女帝ジャネーラ』といった演出パターン。
 つまり〈アウバー・レル〉を倒して物語が佳境に入ると同時に、グレードアップした新幹部〈アレック・ルゥ〉が登場する……と。
 ただ〝そこまで〟進まずに尻すぼみ消滅したので使わず終いとなりました。
 ですが、結構気に入っていたネーミングなので、晴れて『幻装戦隊エルファンサー』で流用した形となります。
 意図したワケではありませんが、奇しくも『純ファンタジー世界観』から『変化球ファンタジー世界観』へと転生しましたね。
ちなみにネーミング以外は全くの別物です。

 このキャラクターもまた実在の特撮名優をモデルにしています(相変わらず似顔絵は苦手なので似ているか判りませんが)。
 スーパー戦隊作品『超電子バイオマン』にてパワーファイター幹部〈モンスター〉を好演された〝ストロング金剛〟氏です。
 此処まで『幻装戦隊エルファンサー』の敵役は〈覇界女帝ファーメッツ:曽我町子〉〈アレック・ルゥ将軍:潮健児〉と〝特撮名優〟を直球モデルとしてきましたから、いっそ〝その方向性〟で〈素顔型幹部〉で固めても面白いかと。
 また、そうした〝生の演者:非キグルミ幹部〟で構成した方が『ファンタジー』としての作風が強調されるような気がしましたので。
 で、そうなると(私的欲求的に)是非とも加わって欲しかったのが〝ストロング金剛〟氏なのでした。
 やはり回顧しても好きなんですよね……あの憎めないユーモラス感が(存在感も抜群でした)。
 ましてや戦闘指揮幹部〈アレック・ルゥ将軍〉が〝潮健児〟ですから、その性質上どうしても攻撃的なヒステリックにも在る──そこで適度な緩和剤として据えたいキャラクターでした。
 妄想してみるに〝曽我町子〟の〝ボスキャラ貫禄↔ユーモラス〟という自在演技に〝潮健児:ヒステリックシリアス〟〝ストロング金剛:コメディリリーフ〟という両演者の対極性は相互的に魅力を引き出すような気もします。



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