元興寺

文字数 939文字

【キャラクターファイル】

名前:元興寺(がごぜ)
種別:妖鬼(本作独自の定義であり、元来の伝承では〈妖怪〉に過ぎない)
出典:
民俗伝承
登場作品:『天上 (てんじょう)天下(てんげ)大剣斬(だいけんざん)


性格:
陰湿にして狡猾卑劣。
人並み以上に大それた野心家であるものの、反面、自らが痛みを被る事を極度に恐れる狭心者である。
また、偏愛的色情を持ち合わせ、古来より美少女を拐っては〈生き人形〉としてコレクションしていた(しかしながら、刀志郎(とうしろう)との初戦で解放され御破算とされた)。


武器:
●ズバ抜けた妖術。
 単純に妖力&妖術だけならば〈悪路王(あくろおう)〉にも匹敵しており、その特異性だけが彼のような卑俗を〈幹部〉として在籍させている背景でもある。


特徴:
本来は〝元興寺(がんこうじ)〟という廃寺に出没した人喰い妖怪(広義的には〈鬼〉と分類される事もある)。
豪気な童子に退治されたとされながらも、それ以上の事は何も解明されていない民間伝承妖怪である。

※ 本作に於いて〈覇獄同盟群(はごくどうめいぐん)〉は『勇者ライディーン』及び『超電磁シリーズ』といった往年ロボットアニメの敵組織図踏襲を意識している。
従って
悪路王(あくろおう)→悪のプリンス(プリンス・シャーキンやハイネルの系譜)
宇羅(うら)(ひめ)→紅一点(ミーアやカザリーンの系譜として設けられたが、現代的にアクションヒロイン化)
火車(かしゃ)→愚直な武闘派(アギャールや豪雷巨烈の系譜)
元興寺→狡猾な策略家(ベロスタンやドズールの系譜)
として構成されている。


解説:
古今東西の〈鬼〉を結託させた連盟組織〈覇獄同盟群(はごくどうめいぐん)〉の幹部〈覇獄(はごく)三鬼衆(さんきしゅう)〉の一角であり、作戦参謀的な役割を担当。
盟主〈悪路王(あくろおう)〉及び〈覇獄同盟群(はごくどうめいぐん)〉に対する忠誠心など皆無であり、行く行くは自らが盟主となる野心を虎視眈々と目論んでいる(その際には〈宇羅(うら)(ひめ)〉を傍女(そばめ)として飼い殺すつもりらしい)。
だが、周りが実質を伴う実力者ばかりという逆境と、元来の小者気質から、本心を圧し殺して従事に徹する。

そうした野心に基づいて展開される策は、まさに陰湿卑劣な性質を彩るものばかりである。
しかし、主人公〝御剣(みつるぎ)刀志郎(とうしろう)〟の常識無用の破天荒な豪快さによって常々緻密な計算はブチ壊され、また切り札たる〈大妖(たいよう)〉も〈大剣斬(だいけんざん)〉に返り討ちにされる展開となり、煮え湯を飲まされ続ける羽目となる。
そうした経緯から、他の幹部とは性質の違う遺恨を抱いている。







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