魔妖将メデューサ

文字数 1,708文字

【キャラクターファイル】

名前:メデューサ
種別:神話怪物/本作での異名は〝魔妖将〟
出典:ギリシア神話
登場作品:『魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア』


性格:
優麗閑雅な物腰に振る舞う知性派だが、本質面は自惚れの強い自信家にしてワガママな癇癪持ち。
策謀を巡らせた搦手(からめて)を展開する事を旨としているが、被害者の無様な転落ぶりを優越に楽しんで溜飲を下げる事も密かな目的としているため、その手口は陰湿陰険。
そうした性質から粗雑な乱暴者であるストロングスタイル派〈魔獣将ケルベロス〉とは常に『犬猿の仲』ならぬ『狼蛇の険悪仲』であり、顔を合わせれば常に丁々発止の喧嘩腰に対立してしまう。


武器:
●ゴルゴン・アイ:額部第三眼から放つ石化光線
●鋭利な爪には毒効果を帯びている
●無数の蛇から毒液弾を吐くが、その効果は様々で〝致死毒〟〝麻痺毒〟〝遅効性毒〟など臨機応変性に使い分けられる
●ある程度は〈邪悪魔術〉を行使できるが、即興性には無く、腰を据えた儀式を要する


特徴:
西洋妖怪や悪魔で構成された魔界侵軍〈エルサタン〉の作戦参謀。
原典神話に於いては〝神罰により怪物化させられた王女〟であり、同時に〈ギリシア神話屈指の最悪怪物〉として名を馳せている。
一応は〈悪魔〉ではなく〈怪物〉ではあるものの、その類稀な猛威性を〈魔帝バアル〉に買われて〈怪物〉としては破格の優待処置に預かっている。
彼女自身も〈魔帝バアル〉の期待に応えるべく並々ならぬ忠誠に働くが、それは〝忠誠心〟というよりも〝現優待ポジションを失いたくない〟という利己的な理由のようである。


解説:
本項に於ける設定は一部基礎設定以外は『魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア』のオリジナル設定になります。
本来の『悪魔学』及び『神話』に準拠して書いた場合は相当な文量になるので『魔戒(まかい)戦隊(せんたい)エクスロア』に反映されていない設定はオミットしています。
御了承下さい。

敵勢力〈魔界侵軍エルサタン〉の女性幹部は〈メデューサ〉になりますが、このチョイスも〈ケルベロス〉同様に脳内構想時点から決めていました。
基本的には〈悪魔〉よりも〈西洋妖怪〉で押したいのですよ。
そして〈怪物〉〈モンスター〉というよりも〈西洋妖怪〉で行きたい……同じものを指すとしても、このニュアンス差は私的に違うのです。

デザイン面に関しては、ともかく同じ多数蛇コンセプトの〈幻獣人ヒドラ:幻装戦隊エルファンサー〉と別印象に纏める事を念頭にしていましたね。
そして定番の〝蛇パーマ〟も〝女性幹部としての凛然たる威厳:ある種の萌要素〟が死んでイヤなので避けました(描くのもメンドいし)。
で、メインは〈ヘルメット蛇〉と据え、そこに〈冠蛇〉を左右に伸ばして映えと多頭性質の印象を強調し、残りは下方に生やすアレンジでロングヘア風に処理してみました。
後ろ髪部が〈ツチノコ〉みたいになってしまいましたが、そこは御愛敬w
五指が赤色になったのは前腕部蛇の〝舌〟を連想させるため。
説得力を生む〝鱗テクスチャー〟は、工程手間を憂慮して悩んだんですよね。
「もう彩色処理だけで良くね?」とw
同じ多数蛇コンセプトの〈幻獣人ヒドラ:幻装戦隊エルファンサー〉ですら〝鱗処理〟はしていませんもの。
ですが、結局一手間掛けましたw
その甲斐あって、存在感がグッと増しましたね。

にしても、キグルミ意識キャラクターではあるものの、なかなかの美形に纏まりましたね。
そして、かなり煽情的な印象になりました。
これは〈キャプテン・マロージャ:姫麗戦隊アイレジナー〉と同等の〈萌怪人〉かもしれないwww
いわゆる〈メデューサ像〉とはまた異なる新機軸像に仕上がったのではないか……と手前味噌ながらも思っています。
綺麗に〈特撮怪人〉と〈伝承怪物〉が融合昇華されたかな……と。

ともあれようやく、この敵勢力も基礎構築要素は完成しました。
ホント、この『魔戒戦隊エクスロア』は、後発戦隊『逆転戦隊ゲコクジャー』&『聖敢戦隊リヴィドール』に先を抜かれてましたからね……。
しかもアチラの方がみるみる増産充実して、しまいには世界観も完成しちゃいましたから。
ですが、これでようやく本作品も基礎世界観は完成……後は気の向くままに思い立ったら拡張すればいいだけです。



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