金翼の堕天使リヴェンジェル

文字数 1,607文字

【キャラクターファイル】

名前:金翼(きんよく)堕天使(だてんし)リヴェンジェル
変身者:不明。
次元によって憑依対象を変えている場合もある。
属性:闇&復讐&情念
登場作品:特に専属作品は無し。
自身の目的意識の前には作品次元の垣根を越えて現れる。


性格:
恣意的で享楽的な物腰ながらも、その実、性根は冷淡非情にして達観的分析眼に在る。
不幸な女性の〝負念〟に惹かれ呼ばれる性質で、その復讐成就に加勢する事を唯一の目的意識としている。
善悪概念や連帯意識は皆無であり、自由を束縛される事を嫌う根無し草気質。
それ(ゆえ)に各次元の〈組織〉とも馴れ合わない。


武器:
●体術と格闘技能は極めて高く、さながら〈凄腕暗殺者〉と形容しても相応しい。
●強大な〈闇〉の力を行使でき、それを〈気〉のように活用可能──のみならず時として〈剣〉〈盾〉〈槍〉のような武具に具象化して使用する事もある(ただし〈格闘武器〉に特化されているようで〈銃器〉等には変換しない)。
●ルナティックブースト:月光下では能力が高揚向上する性質を備えるが、反面、日中に於ける能力は微々と弱体化する。


特徴:
素性不明のダークヒロインであり、その背景も目的も不明。
不幸な女性の涙に惹かれて現れ、その報復に力を貸すべく契約憑依──対象と一過的な一心同体となり変身能力を授ける。
その行動から『外道に鉄鎚を下す謎のスーパーヒロイン』とも映らなくもないが、本質はそんなにアマいものではない。
何故なら代償は契約者自身の〈命〉なのだから。
彼女〈リヴェンジェル〉にしてみれば『正義』も『悪』も『愛』も『外道』も、どうでもいい些末さであり興味すら抱いていない。
ただ『復讐の負念』だけが心地好いのである。
そのためだけに今日も次元を越えて現れる……。
そして、多くの女性は溢れたぎる情念に我を見失って契約をしてしまうのだ……。

また不確定な情報ながら、並行別次元『闇暦(あんれき)世界(せかい)』に君臨する単眼異形〈黒月(こくげつ)〉と関連があるとも言われ、その〈使徒〉ではないかという異説もある。


解説:
そもそもは〈悪夢の使徒エンデクス〉の女性版亜流として作成──つまり『特定の専属作品を持たないダークヒロイン/作品の垣根を自由に超えられるフリーダムな特異怪人』として着手されました。
ですから着手初期には純然に〈女性版エンデクス〉以外の何者でもなく、基本能力や行動理念も同質。
しかし、制作工程渦中でキャラクター性を練る内に〝女性の無念を晴らす必殺仕事人〟のような独自性が設定萌芽していきました。
この独自性質から〈エンデクス〉とは微々と異なるダークヒーロー像と成立し、彼女の場合は憑依対象となった女性自身を変身させる〈闇のスーパーヒロイン〉としての側面が非常に強くなっています。
例えるなら〈エンデクス〉はとことん『無差別ハカイダー性質』なのに対して、彼女〈リヴェンジェル〉は『必殺仕事人+ダークヒーロー型ウルトラマン』といった感じでしょうか。
しかしながら、そんな友好的存在ではなく、彼女の力に魅入られた女性契約者は洩れなく『破滅』という末路に堕ちるのですが……。
これは『人を呪わば穴二つ』を地で体現した悪魔型教訓性質です(もっとも彼女自身は、そんな事すらどうでもいいのでしょうが)。
なかなかアダルティックシビアな特異設定ですが、結果論ながらも彼女特有の唯一無二なキャラクター性と機能しているので気に入ってはいます。

デザイン面に於いて、描きたかった要素は『強烈なインパクトの一つ目女怪(モノクロ版『悪魔くん』の〈首人形〉を継承したかった)』『異質異形な仮面キャラクターながらもセクシー且つ美少女感を内包している』『底知れぬ不敵不遜な威風に在る』ですね。
私的には「あと二押しぐらい欲しいなぁ」と納得の行く出来ではないんですが(デザイン&着色共々)、結構長いこと携わって(実はそうなのよ?w)ボチボチ飽きてきたので、とりあえずゴーサインとしておきます(後々改訂が生じるにせよ)。






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