魔女帝ジャシス

文字数 1,363文字

【キャラクターファイル】

名前:魔女帝ジャシス
種別:宇宙魔女
登場作品:『可憐(かれん)戦隊(せんたい)オトメイザー』


性格:
沈着冷静な策士。
万事を俯瞰視点の客観的分析に捉え、常に最良の一手を導き出す。
また、冷酷非情な性格でもあり、己の意に沿わない者は例え組織構成者であろうと躊躇なく粛清する。
こうした性格と強大な魔力から絶対支配者の地位を磐石とし、恐怖統治による組織体制を強いている。


武器:
●強大な宇宙魔術
(ホウキ)型錫杖〈ブロームロッド〉
●実戦技能に於いてもオトメイザー全員を相手取って互角に渡り合える自信に在る


特徴:
宇宙魔女による邪悪組織〈宇宙魔術結社ダークマジョーラ〉の女帝。
惑星を結晶化した超パワーストーン〈スタージュエル〉を増産収集すべく侵攻を繰り返している。
この〈スタージュエル〉は彼女の魔力源と機能しており、侵攻制圧が実れば実るほど彼女の魔力底値も上昇──それはそのまま〝絶対的支配力〟として君臨を磐石とする──といった(よこしま)なスパイラルを確立している。


解説:
キャラクターコンセプトは〈女神イシス〉です。
この〈イシス〉はエジプト神最高位の一柱であり〝魔術と叡知に長けた女神〟です。
しかしながら後年に伝播された西洋圏では〈魔術の女神〉という拡張転化され、殊に〈黒魔術の女神〉として多くの魔術秘密結社や魔女から崇敬された経緯に在ります。
そもそもの〈イシス〉は〈邪神〉ではなく、むしろ慈母性や博愛性に在る女神なのですが、どういうワケか西洋圏の魔術オカルトでは〝血腥い邪悪な女神〟と転化されました。
この〈ジャシス〉は〝邪悪な魔女の頂点〟という事で、コチラの〝西洋イシス像〟をイメージソースとして創作されています。
ただし、あくまでもイメージソースでしかなく、実際には〝強そうな魔女〟という方向性のみでデザインしています。
ちなみに杖は〝花のつぼみ〟ではなく〝ホウキ〟がモチーフ。

魔女ボスとしては先立って〈覇界(はかい)女帝(じょてい)ファーメッツ:登場作品『幻装(げんそう) 戦隊(せんたい)エルファンサー』〉がいますので、どういう風に差別化させるかが最初の難関でした。
脳内構想最初期では〈ファーメッツ〉が昭和特撮に於いて〝悪の女王役〟の絶対的カリスマであった〝曽我(そが)町子(まちこ)〟をモデルとしていた点から、同じく昭和後期~平成初期に〝悪の女幹部役〟として支持の高かった〝高畑(たかはた)淳子(あつこ)〟をモデルにする案もありました。
しかし、主に〝三つの理由〟から没としています。
ひとつは、両キャラクター共に〝実在女優をモデルとしている〟と第一印象が類似して差別化がいまひとつという点。
次に、主役勢〈オトメイザー〉が〝素顔〟ですから、敵までも〝素顔〟だと『特撮ヒーローもの』という印象が稀薄になるという点。
最後が〝私自身が似顔絵を苦手〟という点ですw
まぁ〈仮面型/キグルミ型〉にした結果〈オトメイザー〉の敵として差別化も出来た上に〝箔〟と〝貫禄〟が付随したようにも感じられます。
それに『特撮もの』としての印象も強調されましたしね。

いずれにせよ強く念頭に敷いていたのは〈シスタージル:『キューティー・ハニー』〉や〈クイーンベリル:『美少女戦士セーラームーン』〉にはならないように……ですね。
あの方向性を踏襲すると作品印象が『アニメ系美少女戦士』になってしまいますから。
あくまでも『可憐(かれん)戦隊(せんたい)オトメイザー』は『特撮系美少女戦士』の路線なのです。



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