汎用女性戦闘員

文字数 2,009文字

【キャラクターファイル】

名前:汎用女性戦闘員
変身者:不明。
そもそも〈人間〉なのか〈アンドロイド〉なのかも判らない存在であり、固有の人間形態は所有しない。
ただし暗躍目的として備わった〈立体映像変装〉により1時間程度は何者にでも化ける事が可能。
属性:イーヴィルウーマンパワー
登場作品:特に専属作品は無し。
ただし〈変身ヒーロー〉在るところには、作品次元の垣根を越えて現れる可能性が高い。


性格:
悪の作戦を従事遂行するためだけに出現する謎の集団。
基本的には「ホホホホホ……」と妖奇的な笑い声しか発声しないものの、作戦報告などの局面では流暢に理知的な会話をする。


武器:
●頭数による物量押し
●身体能力は常人の約三倍と言われているが真偽不明
●暗躍目的として備わった〈立体映像変装〉により1時間程度は何者にでも化ける事が可能


特徴:
素性不明の先兵軍団〈汎用戦闘員〉の女性版。
基本的な性質や特性もほぼ同じだが、助力対象は〈女性怪人〉に特化している傾向にある(必ずしもではない)。
男女の差異として〈汎用戦闘員〉が戦闘に長けているのに対して、彼女達は諜報活動や暗躍に長けている。
また〈汎用戦闘員〉に比べて俊敏性や器用さにも長けているようだ。
ちなみに様々な髪型が存在するが、それ自体は性能や性質に何等影響を及ぼさない。
また〈専属戦闘員〉が配備されている〈悪の組織〉や〈怪人〉には加担しないようで、そうした場合は出現しない。


解説:
言うまでもなく〈ショッカー女性戦闘員〉ですよねw
本家は赤いマフラーをしており、確かにコレが無いとデザイン的には締まらないものの、今後のイラスト化に於ける流用活用処理とかを考慮に避けて色分けにてイメージを落としました。
腰スカーフも同理由からオミット。
また、本家は素手&タイツ脚線美なのですが、コチラは〝生身〟ではなく〝アンドロイド然素体〟ですから、そうなると淡泊過ぎるので手袋&ブーツ着用。
あと本家はしていない腰ベルトですね。
まぁ〈汎用男性戦闘員〉に準拠して意匠統一したという事です。
ですから見比べれば本家との差別化は感受できると思います。

このキャラクターを創作するにあたり、改めて〈ショッカー女性戦闘員〉の資料をネット検索したりしたのですが、どうにも面白い事象に気付かされました。
それは昭和原体験世代と平成世代では解釈方向性に〝温度差〟があるという事。
平成世代のコスプレやクリエイターのイラスト化では〝スレンダーで妖艶な美女〟というスマートなカッコよさに纏めます。つまり『美観方向性』ですよね。
ところが、私の参加している特撮グループでは「こんなのは違う!」と昭和世代から〝そうしたアレンジ〟を拒絶されるきらいもあったのです。彼等にしてみれば「正しい像は、もっと〝不気味さ〟を根としていた」と。
私的には、どちらも分かります(昭和特撮期世代ですからねw)。
で、これは「どちらが上で下で」でも「どちらが正解で」でもない。
単純に『世代差/サブカル史自体の方向性変質による準拠感覚差』だと解釈しています。
現代で『原点ママの不気味押し』では、やはり成立しないとは思います……ましてコスプレやイラスト化といった自己表現媒体としては〈女性キャラクター〉の場合『美/萌え』という方向性になければムサくて創作モチベも涌かないw
反面、本質から外れ過ぎて『女性妖怪然な指向』が皆無になってしまうのならば、わざわざ〈このキャラクター〉を名乗る必然性など無い。
ま、個人個人に於ける感性の折り合いですよね……肝心なのは。

一応、当キャラクターでは〝程よく両立する〟ように心掛けてはみましたが、やはり〈美要素〉を主軸に据えれば、本家の〈不気味な妖しさ〉は立ち難いですね。
生身型でないだけに本家と同質の異質感は発揮できないとは分かっていましたから、せめて〈アンドロイドQ:『太陽戦隊サンバルカン』〉の恐怖感ぐらいにはしたかったのですが……私的には「実らなかったなぁ」と猛省。
ま、この辺は受け手の感じ方に委ねるしかないです。
せめて〈マネキン妖怪〉のような不気味さぐらいは発揮出来ていると嬉しいのですが……。

ちなみに縮小したら前髪が〝猫目〟みたいにも見えるようになってしまいました……が、コレはコレで面白いかもしれない(あくまでも黒目無しですからね?)。

尚、このキャラクターは『フリーイラスト:汎用怪人シリーズ』として販売されています。
コラム挿絵等で〈昭和型怪人〉に困窮している方は、ひとつヨロシクです。
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【関連グッズ】
● フリーイラスト:汎用女性戦闘員



仕様:600 × 800/JPEG
価格:5000円
※フリーイラスト版は同一キャラクターの背景差異版になり、私用イラスト版とは異なります。
私用イラスト版は二次使用厳禁ですので誤解無きように御願いします。
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