宇羅姫

文字数 894文字

【キャラクターファイル】

名前:宇羅(うら)(ひめ)
種別:鬼姫
出典:オリジナル。
ただし父である鬼王〈温羅(うら)〉は民俗伝承上の鬼であり、御伽話『桃太郎』に登場する鬼の原型として有名。
登場作品:『天上 (てんじょう)天下(てんげ)大剣斬(だいけんざん)


性格:
鬼としての性質は、残虐で暴力的。
しかしながら、根は裏表の無い楽観的な性格のため、憎めないところがある。
そうした側面から、敵幹部ながらも刀志郎(とうしろう)とは波長が合うようだ。
悪路王(あくろおう)に対して強い思慕と心酔を抱き、その片腕を自負する通り献身的に尽くしている。


武器:
●巨大半月刀〈業斬(ごうざん)
●雷撃
●浮遊飛行能力
●巨大な相手とも渡り合える怪力


特徴:
伝承に在る鬼〈温羅(うら)〉の娘。
かつては父と共に〈鬼〉を束ねて〈鬼ヶ島〉を根城としていた。
その際〈妖刀・剣斬(けんざん)〉を携えた英雄〝吉備津彦尊(キビツヒコノミコト)〟によって父を討伐され、家族同然の鬼群も壊滅させられている。
そうした遺恨から〈妖刀・剣斬(けんざん)〉及び〈妖神・大剣斬(だいけんざん)〉を固執的敵意対象としており、また、同様の経緯に遭った悪路王(あくろおう)に拾われた事で並々ならぬ忠心を抱くようになった。
そして、それはやがて強烈な思慕(恋心)へと推移するに至る。


解説:
古今東西の〈鬼〉を結託させた連盟組織〈覇獄同盟群(はごくどうめいぐん)〉の幹部〈覇獄(はごく)三鬼衆(さんきしゅう)〉の紅一点であり、そのリーダー的存在。
盟主〈悪路王(あくろおう)〉に対して絶対的な忠誠心を抱き、自らを「悪路王(あくろおう)様の片腕」と自負している。
その過剰なほどの心酔は、実は恋心の転化でもある。

主人公〝御剣(みつるぎ)刀志郎(とうしろう)〟に対して「悪路王(あくろおう)様最大の障害」と固執的敵視を抱くも、そもそも同質の性格から波長が合ってしまい、夫婦漫才のような掛け合いになってしまう事も珍しくはない。

悪路王(あくろおう)の野望達成の為には如何なる犠牲も問わぬ冷酷さを持つが、実は彼女自身も思慕を利用されているに過ぎず、後々には冷酷にも手駒犠牲として切り捨てられてしまう。
傷心の中で〈覇獄同盟群(はごくどうめいぐん)〉とも袂を別ち、自棄へと陥ったところに救いとなったのは、御剣(みつるぎ)刀志郎(とうしろう)の無自覚無計算な鼓舞であった。
 以降、刀志郎(とうしろう)への共感から肩入れし、対妖滅組織〈狩魔〉へと荷担する頼もしい味方となった。
それでも〝悪路王(あくろおう)への想い〟は断ち切れず、刀志郎達への友情と板挟みとなっていくのである……。




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