悪夢の使徒エンデクス

文字数 1,702文字

【キャラクターファイル】

名前:悪夢の使徒エンデクス
変身者:不明。
次元によって憑依対象を変えている場合もある。
属性:闇&悪夢&恐怖
登場作品:特に専属作品は無し。
ただし〈変身ヒーロー〉在るところには、作品次元の垣根を越えて現れる可能性が高い。


性格:
非情にして、孤高のハンター気質。
ただひたすらに〈正義のヒーロー〉を討つ事に固執している。
そのためか組織に属する事を嫌い、各次元の〈悪の組織〉とも馴れ合わない(私利に合致した場合は、表層的に共闘体制を構える事もある)。


武器:
●強大な〈闇〉の力を行使でき、その変幻自在性は〝魔炎〟〝魔剣〟〝魔銃〟〝魔力〟と自由自在に性質を変える。
●〈悪夢〉に祝福された存在であり、通常の人間相手ならば作為的に〈悪夢〉へと誘える。
この〈悪夢〉の中では絶大な支配力を行使でき、様々な恐怖を演出する事が可能。
自身の能力も飛躍的に向上し、仮に〈正義のヒーロー〉相手でも圧倒的な優勢に構える事ができる。


特徴:
素性不明のダークヒーロー。
悪の戦士である事は間違いないが、その背景も目的も不明。
ひたすらに〈正義のヒーロー〉を討つ事に固執しているようで、そのためだけに次元を越えて現れる。
戦士としての実力は恐るべきものであり、如何なるヒーローであっても苦戦は免れない。
また不確定な情報ながら、並行別次元『闇暦(あんれき)世界(せかい)』に君臨する単眼異形〈黒月(こくげつ)〉と関連があるとも言われ、その〈使徒〉ではないかという異説もある。


解説:
ネーミングは『エンド(最後)』+『エクス(模範を意味する接頭語)』で『理想的終焉』を意とする造語になります。
モチーフは〈悪夢〉そのものの擬人化です。
私の変身ヒーローの中でも、最も異質異端なキャラクターと呼べます。
そもそもは万人の恐怖対象である〈悪夢〉という事象そのものに姿形を与えて要約表現する実験意向でデザインした存在でした。
単なる表現実験だったため登場作品すらも定義されていませんでしたし、キャラクター詳細も漠然と〈悪の戦士/ダークヒーロー〉としか定められていませんでした(それも〈ライバル〉なのか〈幹部怪人〉なのか〈ボスキャラ〉なのかも決まっていませんでした)。
今回の清書化にてキャラクター詳細を確立する必要性が生じ「いっその事〝ヒーロー作品を股に掛ける共有敵役〟と据えても面白いか」と考えた次第です(世界観融合のパイプ機能も帯びますし)。

悪夢を擬人化すると言っても、具体的な万人共通イメージが存在しないので相当苦心しました。
まず仮面ですが〝のっぺりした黒仮面〟というのは〝悪夢の深い闇〟の暗喩です。そこに〝生贄の観察に嘲笑う悪意〟という意味合いで〝邪笑に歪む口〟と〝生々しい肉眼〟を据えてあります(実はベルト意匠も〝嘲笑う悪意〟です)。
体の方はラフ画を描いておらず、今回の清書にてぶっつけ本番でデザインした形になります。
しかしながら、漠然としたイメージはあったので、それを具象化したものになります。
アーリーイメージでは〝黒単色のマッシブボディ〟で、装飾具の類は装着していませんでした。
ですが描いてみると意外と味気なかったので胸部&肩部にプロテクターを装着──同時に各部位で微々とベースカラーを変える彩色となりました(結果としてパーツ毎の材質差表現へと結実しましたが)。
立て襟は脳内イメージから有りましたが、はたしてマントか否かは定めていませんでした。
今回、一応マントも描いてみたのですが『幻装(げんそう)戦隊(せんたい)エルファンサー』と印象が被るので廃止しています(無い方が〈エンデクス〉らしかったですし)。

キャラクター性も、今回の工程で定まりました。
言うなれば〈凰太郎版ハカイダー〉です。
が、特定の固執標的はおらず、様々な変身ヒーローを『今回の標的』と定めて付け狙います。
その為だけに作品次元すら越えて現れます。
キャラクター的には〈ハカイダー〉ですが、行動パターン的には〈ウルトラマントレギア〉といった感じでしょうか。

また、水面下の裏設定的には『闇暦(あんれき)戦史(せんし)』の〈黒月(こくげつ)〉と主従関係でも面白いかと……。
劇中に示唆されている〈黒月(こくげつ)の使徒〉のイレギュラーというか……。
まぁ、この設定は不確定な〝遊び〟ですけどw



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