機鋼帝アイレゾン

文字数 1,159文字

【キャラクターファイル】

名前:機鋼帝アイレゾン
属性:スーパーギアロイド
登場作品:『超機(ちょうき)戦隊(せんたい)ギアテクザー』


性格:
寡黙にして慎重な指導者。
大局的な分析能力に長けており、また確固たる信念を秘めているようでもある。
部下から如何なる報告を受けても動ぜず黙考に噛み砕き、その真意を口にする事は無い。


武器:
●電光大剣〈ライブレード〉
●ラプラス回路:数秒後の展開を演算する内蔵回路の瞬間的未来予測により常に先手を取る事が可能


特徴:
総ての〈ギアロイド〉の頂点と崇められ、また〈ギアロイド〉そのものが彼を基盤として複製に造られたとも云われている。


解説:
超機(ちょうき)戦隊(せんたい)ギアテクザーが戦う敵勢力〈ガシャーク〉の絶対君主です。
前作までの二大ボスキャラ〈妖帝 百々我(ももんが)妖滅(ようめつ)戦隊(せんたい)カルマージャ〉〈覇界(はかい)女帝(じょてい)ファーメッツ:幻装(げんそう)戦隊(せんたい)エルファンサー〉と大きく異なるのは、彼は〈絶対悪〉ではないという点。
どうやら彼は〝人間〟を嫌悪しているわけでもなく、そして滅ぼそうとしているわけでもないようです。
その内に秘めたる真意を知る術はありませんが、独りの時に垣間見せる言動からは、むしろ逆に〝人間を憂いている〟かのような素振りにあります。

イメージとしては〝闇落ちしたキカイダー〟です。
あの原作版ラストの後、キカイダーが〝間違った道/悲しい選択〟を歩んでしまったら──そうした切ない想いを反映したキャラクターですね(まぁ、原作版『イナズマン』で描かれていますけど……そこはパラレルとしてw)。
ただし最大の特徴である〝左右非対称デザイン〟は意図的に踏襲しませんでした。キカイダーモチーフで左右非対称は鉄板過ぎますし、それをすると〈キカイダー〉でしかなくなる(この『脱キカイダー』で成功した模倣キャラクターは意外にも〈超人機メタルダー〉ぐらいです)。
あくまでも〝イメージソース〟であり、彼は〈アイレゾン〉ですから〈キカイダー〉になる必要はない。
その反面〈スケルトンメカニック〉は〈ピコピコ電子回路〉として踏襲しています。
そうした要素からデザインしたものの、完成してから気付いたのは「何故か非映像化石ノ森ヒーロー〈グリングラス〉に酷似してしまったなぁ」とwww

名前の〈アイレゾン〉ですが〈レゾン〉とはもちろん〈レゾンデートル:自己存在理由〉の略語です(〈リーズン〉とも呼ばれます)。
で、接頭語〈アイ〉ですが、これには諸々の意味を込めております。
まず〝I:私〟はもちろんですが、その宿命から〝哀〟の意味も込めています。加えて国民たる〈ギアロイド〉のみならず〝人間〟に対しての博愛を意味する〝愛〟。

そもそも『超機(ちょうき)戦隊(せんたい)ギアテクザー』の方向性が〝アンドロイドのアイデンティティー葛藤〟という重厚路線ではありますが、それを反映したかのように意外と凝った設定に着地した敵役キャラクターですね。



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