玉藻前
文字数 1,567文字
【キャラクターファイル】
名前:玉藻前
種別:白面金毛九尾狐
※ 一般に〈九尾狐〉というと〝邪悪な大妖怪〟と認知されているが、それはこの〈白面金毛九尾狐 〉と呼ばれる個体である。
元来〈九尾狐〉は〈麒麟〉〈龍〉などと同格の〈瑞獣 〉と呼ばれる聖獣の類であり、世の泰平に現れる神聖な存在なのである。
出典:
九尾狐伝説
中国古典『封神 演技 』など
登場作品:『天上 天下 大剣斬 』
性格:
冷酷残酷にして狡猾卑劣。
その悪意と姦計に底は無い。
武器:
●比類なき妖力。
しかしながら最大の武器は、狡猾にして残酷な悪意そのものと言える。
特徴:
『九尾狐伝説』として名高い大邪妖。
中国では〝紂王 〟の妻〝妲己 〟に憑依して、悪政に民を虐殺した暴君であった。しかし、乱世に決起した暴動によって妲己 が処刑される際に魂泊を剥離して逃走を謀る。
今度は渡ったインドに於いて〝華陽 夫人 〟として同様の虐殺劇を再演したが、正体を看破されて再度逃走。
その後、日本に渡り〝玉藻前 〟として〝烏羽 法皇 〟をたぶらかして再三の悪事を働こうと目論んだが〈狩魔 〉所属の陰陽師〝安倍 泰成 〟によって看破され、下野の那須野にて遂に討たれる事となる。
しかしながら、しぶとくも後世にて復活し、これを〈狩魔 〉が総力戦にて再封印した。
だが〈覇獄同盟群 〉の戦禍によって満ち始めた混沌を糧に、またもや現世に復活。
今回は全妖怪の天敵〈妖神・大剣斬 〉を相手取らねばならないため、些か慎重になり、もっぱら陰湿な暗躍に主軸を置くべく、古今東西の妖怪を傘下に従えた〈邪妖會 〉を結成した。
※ 第二部から登場予定であった第三勢力のボスキャラ。言うなれば『大剣斬 』版〝ハマーン・カーン〟的なポジションをイメージしている(理念や品性はともかく)。
悪路王 率いる〈覇獄同盟群 〉が〝鬼の軍勢〟であるのに対して、彼女率いる〈邪妖會 〉は〈雪女〉〈鎌鼬 〉〈泥田坊〉等々〝いわゆる妖怪らしい妖怪〟による軍勢であり、起こす事件も〈覇獄同盟群 〉のストロングスタイルとは異なり奇々怪々な妖異に在る。つまり『妖怪退治作品』らしい敵性質は、この〈邪妖會 〉の方が色濃い。
解説:
種々雑多な妖怪を束ねた集団〈邪妖會 〉を率いる頭領。
かつて〈狩魔 〉との決戦で討伐されるも、悪路王 率いる〈覇獄同盟群 〉が生み出した混沌の負念を糧に復活。
その戦局に便乗しようと暗躍を再開する。
復活の際には〈覇獄同盟群 〉へ共闘体制を持ち掛けるも、悪路王 は却下。
これは両組織の理念差による当然の着地と言えた。
悪路王 率いる〈覇獄同盟群 〉は『現世を〈鬼〉が支配する理想郷に造り変える』──即ち〝鬼が支配権を得て、人間を隷属させる事が目的〟であり、ともすれば〝人間〟の根絶は考えていない。
何故ならば〝人間〟及び〝人間の負念〟無くして〈鬼/妖怪〉が成立しない事を、悪路王 は熟知しているからである。
対して〈邪妖會 〉──というよりも玉藻前 は〝悪意のままに人間を弄び、果ては恐怖の洗礼に虐殺する事も辞さない性質〟に在り、それ自体に悦を見出だしている。
手段こそ同質ではあるものの、その最終目的は〝水と油〟なのである。
結果として、戦局は〈狩魔 〉〈覇獄同盟群 〉〈邪妖會 〉の三つ巴となり、混戦の装丁を催す事となる。
ちなみに復活した現在の姿は、かつての決戦で封印霊力の要となった狩魔 巫女〝柊 美鈴 〟の肉体──つまりは〝柊 美琴 〟の母である。
刺し違え覚悟の美鈴 に圧されるも、その絶命の間際に憑依して肉体を乗っ取り、尚且つ、その強大な霊力をも自らの妖力底上げに利用したのである。
第二部では、この残酷な運命に苦悩傷心する美琴 のドラマにもスポットが当たる予定であった。
人々の不幸を悦に楽しみ、自らの姦計に酔い痴れる玉藻前 ──。
しかし、そんな彼女を悪路王 は嘲るのだ。
「貴様は知らぬのだ……真に怖るるべきは、御剣 刀志郎 ──あの男の厄介さよ!」
名前:
種別:
※ 一般に〈九尾狐〉というと〝邪悪な大妖怪〟と認知されているが、それはこの〈
元来〈九尾狐〉は〈麒麟〉〈龍〉などと同格の〈
出典:
九尾狐伝説
中国古典『
登場作品:『
性格:
冷酷残酷にして狡猾卑劣。
その悪意と姦計に底は無い。
武器:
●比類なき妖力。
しかしながら最大の武器は、狡猾にして残酷な悪意そのものと言える。
特徴:
『九尾狐伝説』として名高い大邪妖。
中国では〝
今度は渡ったインドに於いて〝
その後、日本に渡り〝
しかしながら、しぶとくも後世にて復活し、これを〈
だが〈
今回は全妖怪の天敵〈妖神・
※ 第二部から登場予定であった第三勢力のボスキャラ。言うなれば『
解説:
種々雑多な妖怪を束ねた集団〈
かつて〈
その戦局に便乗しようと暗躍を再開する。
復活の際には〈
これは両組織の理念差による当然の着地と言えた。
何故ならば〝人間〟及び〝人間の負念〟無くして〈鬼/妖怪〉が成立しない事を、
対して〈
手段こそ同質ではあるものの、その最終目的は〝水と油〟なのである。
結果として、戦局は〈
ちなみに復活した現在の姿は、かつての決戦で封印霊力の要となった
刺し違え覚悟の
第二部では、この残酷な運命に苦悩傷心する
人々の不幸を悦に楽しみ、自らの姦計に酔い痴れる
しかし、そんな彼女を
「貴様は知らぬのだ……真に怖るるべきは、