第21話

文字数 309文字

 夢でロシアものの芝居の稽古をしている。らしいのだけど、稽古なのに、本当に田舎の農家に住んでしまっている。

 その家の持ち主のおじさんは(誰)、いい人なのだけれども酒びたりで、怪しいお薬も棚に置いている。

 私たちは稽古が終わって引きあげるとき、窓辺に小さな草の鉢を、その草から麻薬が取れることを知っていながら、悩んだ末にそのまま置いてきて、

 ミヤザキさんが、
 あの草、こっそり捨てたほうがよかったんじゃない?
 という顔をするから、私も後悔してふりかえったら、

 そのおじさんが私たちを鉄砲でねらっていて、びっくりして走って逃げた。

 怖かったけど、みんないっしょで、しかもロシアの服装で毛皮の帽子なんかかぶっていたから平気。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み