第81話

文字数 661文字

 今朝の夢。複雑な、複雑なテレビドラマ。出演しているというより、ドラマの中にいるのに、どうしてドラマだってわかるのだろう?

 ほとんど家族経営の小さな出版社の人間模様と、三人組の若者たちが乗り物を乗り継いで帰ってくるロードムービーが、組み合わさっている。
 しかも三人のうち一人は木村拓哉さんで、一人は私で、しかも私自身が彼かもしれない。わからない。

 船、が入ってくるのはたしか。だけど外洋なのか、内海の艀(ハシケってこう書くんだ!)なのかわからない。
 出版社の新入社員だったいたいけな女の子は昔の千秋ちゃんに似ていて、その子が無事に結婚する(誰と? 遠藤さんとではなかった)、というストーリーだったようだ。

 一方でキムタクのロードムービーのほうは、どういう旅程だったかばかり気になって、つまりルートのどの部分でその船を使ったのか、それともまにあわなくて使えなかったのかということばかり気になって、わやわや。

 思い出した、そこに謎の美女がからんできて、天海祐希さんなのだけど、何か壮絶な復讐劇だった気がする。

 でも、出版社のホームドラマと船入りか入りでないロードムービーと、謎の美女の復讐劇が、どうやったら一つに組み合わさるのか、かりに組み合わさったとして、はたしてそれは面白いのか、

 と、目がさめたいまは思うけど、見ているあいだはじゅうぶん面白い夢でした。


※文中の木村拓哉さんと千秋さんと天海祐希さんはもちろん私の夢の中の木村拓哉さんと千秋さんと天海祐希さんで、現実の木村拓哉さんや千秋さんや天海祐希さんとは関係ありません。

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