第54話
文字数 444文字
夢で、アライさんのお葬式。
(アライさんはヨウコちゃんの旦那さまで、ふつうにお元気。)
ぜんぜん悲しくない。みんなでなごやかにパーティ。ヨウコちゃんもにこにこ。お葬式ではなかったのかもしれない。
ミヤザキさんとソノさんが、アライさんの《自分史》を本に作ってあげたのだった。だからやっぱりお葬式ではなくて出版記念パーティだったのかもしれない。
金屏風だし。
なぜお葬式だと思ったのだろう。
私はクッキーを焼いていった。じつはほとんど母が焼いてくれたのだけど。
それから出し物が始まって、みんなでいろいろ劇をした。
ミニヨンのKちゃんが大活躍して、リボンを振って《エジプトの踊り》を踊った。何がエジプトだったかわからない。エジプトの踊りではなかったのかもしれない。
部屋の中をパレードが通りすぎるので、私はすみっこに寄っていたら、もっと寄らないとだめ、と誰かに注意されて、ぎゅぎゅっと寄っているとパレードが通りすぎていく。
——という夢のあいだ、二度は起きた。
起きて、また寝て、続きを見た。
(アライさんはヨウコちゃんの旦那さまで、ふつうにお元気。)
ぜんぜん悲しくない。みんなでなごやかにパーティ。ヨウコちゃんもにこにこ。お葬式ではなかったのかもしれない。
ミヤザキさんとソノさんが、アライさんの《自分史》を本に作ってあげたのだった。だからやっぱりお葬式ではなくて出版記念パーティだったのかもしれない。
金屏風だし。
なぜお葬式だと思ったのだろう。
私はクッキーを焼いていった。じつはほとんど母が焼いてくれたのだけど。
それから出し物が始まって、みんなでいろいろ劇をした。
ミニヨンのKちゃんが大活躍して、リボンを振って《エジプトの踊り》を踊った。何がエジプトだったかわからない。エジプトの踊りではなかったのかもしれない。
部屋の中をパレードが通りすぎるので、私はすみっこに寄っていたら、もっと寄らないとだめ、と誰かに注意されて、ぎゅぎゅっと寄っているとパレードが通りすぎていく。
——という夢のあいだ、二度は起きた。
起きて、また寝て、続きを見た。