第70話
文字数 505文字
下北沢でも荻窪でもない夢のつづき。
大きな病院の片隅の空き部屋で、みんなでサラのポスターを作っている。
手刷りの版画、茶色と銀色で美しい。
でも下のほうの文字が読みにくいのでなんとかしてほしいと言うと、舞台監督のタルさん、がっかりしている。
照明のツダさんがそばから私の援護射撃をしてくれて、私は調子に乗っていろいろ言いつのる。
そこへソノさんがもっとたくさんの型紙、きものの染めにつかうような、渋紙をこまかく切り抜いた型を持ってくる。
図柄は北島マヤと桜小路くん。
サラ、そんな芝居しないよ? と、ここでいったん気づきかける。
病院だった。近くの部屋で誰か叫んでいる。けが人に応急手当てをしているのだ。
みんなきゅうに走りまわって、私だけが自分の私物を探すのにけんめいで、役立たず。
聞こえるのは、鍵盤ハーモニカ?
ではなくオーケストラ。
隣の部屋でオーケストラが練習している。楽器がひしめいている中を、無理して通り抜ける。
『マクベス』に合わせるのは、調和の霊感かフーガの技法がいいかもしれない。
※最後の一行は、起きてすぐ書いたメモのままです。
けっきょく、『マクベス』には、ゴルトベルク変奏曲を使いました。
大きな病院の片隅の空き部屋で、みんなでサラのポスターを作っている。
手刷りの版画、茶色と銀色で美しい。
でも下のほうの文字が読みにくいのでなんとかしてほしいと言うと、舞台監督のタルさん、がっかりしている。
照明のツダさんがそばから私の援護射撃をしてくれて、私は調子に乗っていろいろ言いつのる。
そこへソノさんがもっとたくさんの型紙、きものの染めにつかうような、渋紙をこまかく切り抜いた型を持ってくる。
図柄は北島マヤと桜小路くん。
サラ、そんな芝居しないよ? と、ここでいったん気づきかける。
病院だった。近くの部屋で誰か叫んでいる。けが人に応急手当てをしているのだ。
みんなきゅうに走りまわって、私だけが自分の私物を探すのにけんめいで、役立たず。
聞こえるのは、鍵盤ハーモニカ?
ではなくオーケストラ。
隣の部屋でオーケストラが練習している。楽器がひしめいている中を、無理して通り抜ける。
『マクベス』に合わせるのは、調和の霊感かフーガの技法がいいかもしれない。
※最後の一行は、起きてすぐ書いたメモのままです。
けっきょく、『マクベス』には、ゴルトベルク変奏曲を使いました。