第27話

文字数 267文字

 さっきまで見ていた夢。
 シアターユニット・サラは、じつは怪盗の一味だった。

 私はパリのマダムみたいな帽子をかぶって、黒真珠のついたペンダントを試着している。
 怪盗なのだから、それを盗まなきゃいけないのに、

 正直にレジに行って、そしたらマフィアのボスがいて、
 それが豊川悦司さんで、
「本当は○○円だが、さて」
なんて思わせぶりに腕組みをしたりして、

 豊川さんいくら引いてくれるかな? とわくわくしながら目がさめて、ぜんぜん怪盗じゃなかった。


※文中の豊川悦司さんはもちろん私の夢の中の豊川悦司さんで、現実の豊川悦司さんとは関係ありません。

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