第62話

文字数 269文字

 今朝の夢。
 真澄さんと私、下北沢、らしい所で待ち合わせていた。たいへんな人混み。
 会える日ではなかったのに、真澄さんが「来ちゃった」と言って来てくれた。

 間口のせまいお茶屋さん(「茶屋」ではなくてお茶葉を売るお店)の隣に、仮設テントがある。のぞきこむと、奥にあったはずの別のお店が解体されている。
 私たちはちょっと驚いて、「早いね(月日のたつのは)」と話して、

 どこへ行こうとしていたのだろう。
 とにかく駅も町も、目のくらむような人混み。
 お茶屋さんも、その隣の解体されたお店も、実在しない。

 でも私は真澄さんといっしょだから幸せで……

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