第101話

文字数 498文字

 花モ嵐モ、踏ミ越エテ。
 こんな句が夢の初めに出てきた。

 夏休みらしく、父の単身赴任のアパートに来ている。
 部屋じゅうにちょこまか、お菓子のおまけみたいな人形たちが紙箱に入れて飾られ、それがほこりだらけで私、うんざり。いっそぜんぶ捨てたい。
(私が中学生のときに父が単身赴任をしていたのは本当ですが、人形なんて飾っていませんでした。)

 弟が磊落(らいらく)な感じでビニール袋にカップ酒を提げて入ってくる、いやあ上司に言われて現場を離れられなくてねコンサート行きそこねちゃったごめんごめん。
 誰も信じない。

 家族だけでなく他の人々もいる気配。デンジロウさん? ちがう。
 とにかく、いまから何かの打ち上げで、場所を作らなくちゃいけない。全員が来たらせまいから、私は子ども部屋に引っこんでいなくちゃならない。
 座卓にノートを広げて私、何か計算させられている。
 夏休みの宿題らしい。

 さっきまで合わなかった計算がふいにとけた。
 その数マイナス2かける10ですか?
 100です!


※最後の三行は起きてすぐ書いたメモのままです。
これが夢日記の百本目だと思ったらしいです。
数え直してみたら、百本目じゃありませんでした。惜しい。

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