第60話

文字数 249文字

 悪夢は、人に話すと消えるという。

 長い悪夢を見たような気がするけれど、最後は楽しかった。真澄さんと私で、どこかの感じのよい商店街をぶらぶらしていて、お祭りなのか、二人とも浴衣らしく、金魚すくいやヨーヨー売りの気配もあった。

 なのになぜか
「もう北杜夫さんがいないなんて信じられないね」
「うん」
などと話して、あれ、北杜夫さんまだご存命だったっけ?と考えていた。

※北杜夫先生は私がこの夢を見る七年前に他界なさいました。ご冥福をお祈りいたします。『さびしい王様』シリーズが好きでした。
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