第25話

文字数 231文字

 またふしぎな夢。
 ヨーロッパかカナダか、とにかく寒冷地の、紅葉や黄葉のひろがる水辺を、知らない人たちと渡らなければならない。

 長距離列車の旅で、途中ハイキングになっている。

 なごやかで、みんなだんだん仲よくなってきて、
 私は真澄さんとはぐれてしまっているけれど、追いつけるとわかっているらしくて落ちついていて、

 これが終われば会える、
 これが終われば会える、と思っていて、

 泥でぬれた軍手をベンチに干して、お茶にしましょう、などと言っているあたりで目がさめた。

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