第52話

文字数 377文字

 今朝の夢。
 天井の高い建物、娯楽施設のコンプレックス。

 弟と二人で温室に入る。
 植物園、あるいは動物園?

 入ったとたん、ぼとりと、天井を這っていた巨大なナメクジ数匹のうちの一匹が落ちてきて、しかもそいつには大きな口がある。
 足がすくんで私、出ようよ、と言うと、弟は笑いながら、ナメクジ、かわいいのにと言う。
 でも普通のサイズじゃないのだ。

 温室の外に出て、何か問題を報告するためのコーナーに並ぶ。

 ところが、しばらく待っていて、やっと順番が来る頃、弟と私は白人の美女同士のカップルに変わっている。二人とも美女。シュトラウスの『薔薇の騎士』みたいな。
 部屋に入るとこれも『薔薇の騎士』風、白いレースの寝室。
 隣室で母がピアノのレッスンをしている。

 その後、
 鎌倉幕府の将軍が暗殺されることになっている小高い丘に、駆けつける。
 私一人で。

 弟はもういない。

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