第23話

文字数 2,061文字

お菓子のキャッチャーを眺め、取り方について考え込む。
取れない。

買った方が安い。

チョコは溶けているし。
夏場にやるなよ。
セロファンに包まれたラムネ、昔失敗して大惨事に。
全く取れた試しがない。

信用していないんだ。

そんなの取るなよ。

不潔だ。

しかし、興奮でそんな事を考える余裕もなく。
分かる。

キラキラになる。

すぐ隣のUFOキャッチャーに向かい、景品の品定めを始めた。
カラコンが景品に?

大丈夫なのか?

波羅蜜なら、まだ。
物凄く欲しくなるやつ。
安い中華製だったらどうする?

結膜炎になるぞ。

そうか……。

やはり眼科で。

黒目を大きくするやつあるだろ?

あれにこだわるのは、今の30代だよ。

20代は黒目を大きくしようと考えない。

色について考える。

何故?

黒目を大きくする?

デカ目効果。

しかし近くで見るとキモい。

自己満だね。

確かにディファインはキモい。
三白眼とか……。
ないよ。

気にしすぎ。

どんなメイクが良いんだ?

女性の目から見て。

大抵狂っているから、女性の視点なんて当てにならない。

男の好みに合わせる。

それに尽きるだろ。

ナチュラルが分からない。
にいさんの顔。

そのまま。

それが美人。

肌がキレイ過ぎるので。
よく分かるね。

なんで。

腸内環境が最高だから。

それに尽きる。

キレイ顔なんて幻想だからね。

夢見すぎているよ。

美人が欲しけりゃ二次絵でも見てな。

生身の女は睫毛も短いし、毛穴もあるし。

男と大して変わらんがな。

睫毛はどうして?
男性ホルモンで睫毛が伸びる。

ハゲ易いかわりにね。

女性は。

どんな特徴が。

体臭。

あとはフワフワ肌。

フワフワなあ。

書いている人、娘を産んでからフワフワだね。

女性ホルモンの残留が。

あとはヨーグルト食べ過ぎ。

体臭か。

それは好きだな。

にいさんは、たまに素粒子持って行くだろう。

デオコとは違う感じの。

え!

やはり霊媒で繋がっているのか?

物凄くいい匂いが!

いやらしいなあ。
本人?

マジ?

本人だよ。

香界が繋がっている。

自然とアクセスする。

十八界、六境。
嬉しいんだけど。

夢がある。

三科で最も難しいとされる鼻界を極めているので。

ぼくの話ね。

書いている人は?
当たり前だろ。

修業の成果で。

本体だってさ。

香水とか使っていないよ。

何にも。

普通にお風呂に入っているだけ。

そうか。

女の子は、体臭で見極めるんだね。

変態っぽいが。

シャンプー臭いのは駄目だ。
ふうん。

もう覚えやがった。

殺してやろうか。

本当に?

念を飛ばしただけだが。

それで充分だ。

やり方とかじゃないんだな。

相手をきちんと見て、感性球を回転させるだけ。

元々、霊動でかなりアクセスしているし。

慣れているんだよね。

鼻が潰れていると、何も感じないよ。

パトムは駄目だ。

霊魂レベルで。

パトム。

ショックだよ。

シンナー臭い筈だよ。

代謝が起きていて。

昔はそんな事を考えた事もなかった。

シンナーなんて吸わないと思っていて。

でも誘われてさ。

一回やったけど、吐いた。

それがまともな感覚だ。

除光液を子どもの頃から知っていたんで、無理だと思っていた。

不純物が多いし。

女の子はいいよね。

そういう情報に触れられて。

男は分かんないから。

しかし精神病院にいた子は、普通にガンガン吸っていたらしい。

気持ち悪くなったと話していたが、虚言癖がある子だったので。

除光液の匂いか。

それは無理だな。

塗装業に多い。

質が良いのが手に入るとかで。

しかし高いからね。

手軽な所で、やはり除光液だ。

覚醒剤をスプーンで吸う感じで行うと、あっという間にトぶよ。

危ないが。

覚醒剤をスプーンで?

どうやって?

したことがないのか。

アイスをスプーンに乗せて、少し水を入れて下から炙る。

気化した煙が効く、という。

ドラマでやっていたよ。

よく知っているな。

スプーンか。

鼻からのは?

鼻の粘膜に付けるやつ?

鼻炎になるし、効かないから駄目だ。

口腔摂取の方がナンボかマシだ。

こればっかりやる人は、他に方法を知らないんだ。

つまりアホなんだよ。

ビスマスがそうだけど。

ピスは辞めときな。

心臓が弱くなるから。

際どい話題だな。

本当にやった事がないんだよね?

ないよ。

そんな金もなかった。

そもそもそんな環境に身を置かない。

面倒極まりない。

ピストンも駄目。

全く効かないからね。

え?

何に酔っているの?

行動そのもの?

血管から入れても効かない。

何故って、神経に届かないから。

つまり覚醒剤はあまり関係ない。

幻覚剤はね、赤いやつだよ。

本当はね。

赤いやつ?

知らない。

辞めた方がいいよ。

碌なもんじゃない。

投薬治療で飲んだけど、意味なかったわ。

眠気が来ただけ。

精神科で出されるのか。

興味ある。

悪夢を見るだけで終わる。
これを出される人は、相当な重症者だ。

キチガイ扱いされたので出された。

人体実験さ。

赤いやつって分からない。

なんだ?

noteに一回だけ書いたかな。

辞めろって!

全くにいさんは!

戻って来れなくなるから!

戻って来れなくなるって?
肝臓が死ぬ。

バルプロ酸とオランザピンは滅びろ!

死ぬから。

それは!

やめよう、本当に。

しっかり言っちゃってるが。
高くつくぞ!
シリウスはクレーンゲームでトッポの箱を取り、シールックはそれを素直に受け取った。
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登場人物紹介

シールック

シリウス

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