第59話
文字数 2,163文字
キャンディーパニックで遊んでいる人を遠目に見ながら、自動販売機で飲み物を購入する。
三人揃って、ボスのブラックだった。
ペットボトルを煽る。
それはチャクラの超越具合によるものだ。
脳は関係ない。
魂で色を見ているせい。
不便かもしれないが、それはそれで霊魂の修業として有用だ。
赤がよく見えない人は気が弱すぎる。
もう少し欲張りに行けというメッセージだな。
霊魂そのものは金質だ。
しかしエーテル回転とは、自己の欲望と正義が樹木のように絡まり合ったもの、という意味合いが強い。
霊魂そのものが尊重されているので金の意味を持つと言うだけで、その人の人格そのものが最高という訳でもなく。
ここも受容と中庸かな。
これはAI出力した画像だが、本人の姿に近くなっている。
銀髪の女の子。
金星の女なので狙われやすいし、何かといちゃもんを付けられやすい。
あまりに叩かれる上にセクハラが酷いので、霊素慈に帰らせた。
特別公開だ。
ふむ。
育児疲れで心身ともに疲労が溜まっている時、ショッピングで発散する事がある。
しかし自分のものは中々買えないから、子どもに玩具などを買ってやるんだ。
子どもは喜ぶし、自分もお金が使えてなんだか楽しい。
代理行為。
物欲を間接的に発散させて、メンタルの均等を図っている。
だから西松屋なんかは地味に売れるんだが、最近は不景気で中々。
親も楽しんで買っているが、純粋な気持ちとは言い切れないな、という。
ペットボトルの結露が光る。