第30話 ☆
文字数 2,266文字
ワンピースの隣のレーンには、BLEACHのフィギュアが置いてあった。
オレンジの髪の死神を見て、シリウスは冷たい視線を投げかける。
BLEACHもね、資本主義っぽい話なんだ。
今の人生では読んでいないけど。
主人公は全てを後回しにして、それで登場人物を引っ張っていくけど、その内に詰まる。
織姫はそれでもついて行こうとするけどね。
やがて全てが有耶無耶に。
そういうお話さ。
雪野とえっちして、それで気付いたと言っている。
もしかして総一郎はカラダしか見ていなかったんじゃないかって。
雪野のこと、そんなに好きじゃないかもって。
しかし純過ぎるし、このまま別れる胆力もなく藻掻いたのでは。
クレーンゲームの台を離れ、三人はセブンティーンアイスを購入した。