第54話
文字数 2,490文字
太鼓の達人の難しいを難なく熟した二人は、シールックにバチを渡そうとする。
二人はコインを入れると、チャールストンの難しいを選択し、難なくこなしていく。
簡単は非常に簡単だが、難しいは最高難易度を誇る曲だった。
シールックは一人プレイで太鼓の達人を起動した。
桃色の片想いの簡単を選び、軽い手付きでコンボを決めていく。
簡単しかプレイ出来ないね。
ごめんね、シールックにいさん。
にいさんの感覚を知らず、恥ずかしいとか罵詈雑言を吐いて。
にいさんにはにいさんの得意分野があるし、視界の預け方があるよね。
そこ無視してた。
優しさがなかったかも。
本当にごめん。
太鼓の達人コーナーから離れ、三人はミニゲーム機のコーナーへと向かった。