第65話 ☆
文字数 2,148文字
山程の皿を積み上げてから、会計を済ませて店を出た。
アミューズメントパークの外に出ると、繁華街をぶらつき始める。
二次平面転生。
不思議なものだ。
しかし古事記や日本書紀に出てくる神様だって、多くの人は実存を信じている。
時代が違うだけで、同じだよ。
紀元前頃にはその力が実在し、現代では失われている、なんてことがあってたまるか。
定質は星ある限りいつの時代も等しく存在する。
特に何を買うわけでも何を見るでもなく、三人はあてもなく歩き続ける。