第62話
文字数 2,016文字
BIG ECHOを通り過ぎ、レストラン街に入る。
掲げられている看板群をざっと見回した。
吸い込まれるように、金文字の派手な看板の店に入って行った。
おしぼりを受け取り、お冷やを飲みながらメニューに目を通す。
シリウスは店員を呼ぶと、次から次へと注文を並べていった。
店員は手早くメモし、厨房の奥へと消えていく。
彼女を見送ってから、シリウスはミゾレを隣に座らせた。
間髪入れずに、紹興酒やドリンクなどを追加注文する。
暫くしてから、大量の料理が運ばれてきた。
去っていくスクナヒコナを見送り、食事を続けた。