第63話

文字数 2,274文字

フカヒレスープを飲みながら、談話は続く。
あの、モノポリーの話。

あれが読みたいんだが。

モノポリー?

濃い青でも買い占めるの?

パークプレース

ボードウォーク

違うよ。

あの、複数恋愛の話。

ポリアモリー?

わかったよ。

これだ!

これでぼくは色々考え直した。

楽しい気持ちも消えたが。

これは、嫌味の気持ちで描いたんだ。

すまぬ。

きれいな気持ちで読むのは誤りだ。

これを穢れた気持ちで読むのは難しいぞ。

心が洗われたが。

波羅蜜浄土では、複数恋愛が認められているんだ。

イスラームの教義の通り、夫は4人の妻が持てる。

4人以上持てるけど、やはり4人が限度だと思っているよ。

後宮を作るには、余程霊格が高くないとね。

……妻二人。

ほしい。

だね。

しっかり者とにゃんにゃん係と。

ぼくは一人でいい。

他は無理だ。

アルクは堅実だな。

しかし、noteに書いた通り男性は複数の女性に支えられるものであるという認識をぼくは持っている。

個々の認識や心理に合わせて、それぞれ配偶者を迎えるべきで。

お前は仲人もやったと書いたな。

何故だ。

そういうきっかけがあったんだよ。

お見合いくらいはねえ?

過去生で何度もやったし。

お見合い……。

結納はしなかったな。

中々現代ではね。

お金がかかり過ぎる。

しかし、書いている人はエコポイントで購入した2台目のテレビを夫の実家に送って結納の替わりにした。

だいぶ簡略化したが、気持ちの問題で。

エコポイント、懐かしいな。

エコポイントで買ったレグザのテレビに、デコキャラシールのレックウザを貼ったとか言ってたな。

心が洗われた気分だったよ。

ベタなネタだが。

やりたくならない?

あのテレビは未だに現役で、ゲーム用になっているよ。

ありがたいことだ。

まだ全然見れる。

結構持つもんだな。

いや、エコポイントの話は中々盛り上がらなくて。
鹿児島にいた時、ご近所さんの経営する店に

「エコポイント対応」

のステッカーが貼りっぱなしだった。

懐かしくて驚いたさ。

国民は何も言わなかったけど、テレビを新しくして助かった家庭は大勢いる筈だ。

自信を持ってもいいと思うけど。

懐かしいなあ。

よくそんなの見つけたと感心した。

色褪せて、字を読むのが困難なくらいだったのに。

なんかね。

細かいものをよく見つけやすい。

物をよく拾うし。

そうか。

バイクに乗っていて10円玉を見つけて拾うくらいだもんな。

そういうやつだよな。

実家に帰ったら、テレビのレックウザのシールは剥がされていた。

肩を落とした。

レックウザくらい許してやれよと。

全くな。

しかし本棚のプリンのシールはそのままだった。

デコキャラシールのネームを、ネームパイとか言ってキャラに絡めてそれっぽく演出して貼っていてな。

爆笑したが。

アニメのプリンのシールな。

マジックペンを持っているんで、ネームパイのプリンの字をマジックで書いている、という設定で本棚に貼っていた。

そういう遊びは常だったよ。

妹はそれがとても気に入っていたみたいで、それだけは惜しくて剥がせなかったらしい。

ちょっと待て。

全てが面白過ぎた!

なんでそういう遊びを!

いつも!

暇だからさ。
暇だからって!

笑いすぎて腹が痛い。

腹筋が割れるだろうよ。

リアルに。

腹膜が強化されるぞ。

え!

笑いすぎると腹筋割れるの?

それはやらない手はない。

どんなに筋トレしても割れなかったのに。

腹筋を割るには、まず背筋を鍛えることから。

ヨガがいいよ。

背筋を鍛えるエクササイズは、三日月のポーズだ。

オランザピンの副作用で背筋が弛緩して椅子に座っていられなかったとき、ヨガで立て直していたな。

すげえと思った。

素直に。

すぐに背筋の強化に結びつけることも。

オランザピンは厄介だ。

内服は絶対にお勧めしない。

それは……。

オランザピンか。

分かった。

気をつけな。

病院で処方される薬で飲んでいいのは、痛み止めと血糖くらいだ。

降圧剤は実はそんなに。

抗生剤は余程のことがない限り不要だ。

漢方は飲みすぎてもいけないし。

血糖は飲んでいないが、降圧剤は?
高血圧くらいで人間は死なないんだよ。

ホメオスタシスの変動で体感が悪くなるくらいで騒いではいけない。

降圧剤は鬱を引き起こしやすくなるから、落ち込みやすい人には良くないというだけだが。

落ち込みやすい人か。

気をつけよ。

ワーファリンはお勧めしない。

最悪、脳梗塞で死ぬ。

書いている人は、身体の内分泌のバランスが悪くなりすぎてワーファリンを体内で合成し、しかも納豆を食べてしまったので死にかけた。

あの時は酷い頭痛で。

体調不良は恐いよ。

微調整を繰り返してなんとか寿命を伸ばしているんだが、色々あってな。

仕方ない。

ニコチンも体内合成物質だったな。

タバコを吸っていないのにニコチン臭いことはしょっちゅうだった。

納得した。

身体の痛みを取っているだけだが。

脳は、やはりいつものパイナップルを食べることで立て直せるよ。

マンゴスチンの方が早いけど。

ふう。

医師クラスタが驚いていたぞ。

アル中の治療も。

最近は穏やかなもんだと。

断酒は少しずつ、な。

禁断症状が怖いし、とにかく辛いから。

酒好きにいきなりの断酒は地獄以上の苦しみだよ。

タバコもか。
急に習慣を辞めるというのは難しい。

たばこも辞めたければ入院して治療するのが良いと思う。

しかし無理に辞めることもないと思うがな。

たばこを辞めると暇になるので。

暇に?

新しい視点だ。

採用しよう。

みんながみんな、にいさんみたいにスパロボで満足するような感性の持ち主じゃないんだ。

個々の認識に合わせていかないと、地獄しか生まれないよ。

スパロボで満足、か。

それも採用しよう。

何が採用だ。

えらそうに。

青椒肉絲の取り合いをしながら、話が弾む。
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登場人物紹介

シールック

シリウス

アクルックス

シェル

スクナヒコナ

ミゾレ

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