第46話

文字数 2,654文字

ショック過ぎた。

本当に書いている人は……可愛いと思ったよ。

何かやましい事があったら、アルクが言うが。

例え流産があったら、あったとハッキリ言うよ。

ただ、何故か霊的な流産はあったと思う。

何かの霊障だと思うが。

あれは、近しい人が堕ろしたから直勘で感じ取っただけだ。

物凄い霊感だったよ。

霊感だと?

そんなに強いのか。

強いかは知らん。

見世物じゃないんだ。

照合も大変だし、普段は忘れている。

頻回過ぎて。

頻回過ぎて?

そうなんだな。

しかし、流産とは。

流産や死産は仕方ない。

着床が悪かったと判断する。

よくあることだよ。

但し、書いている人はシンママになっても頑張るつもりでいたから。

シングルママな。

何かと勘違いされそうなスラング。

そういう事は、ミロクが許さなかったので起きない。

そのくらい加護が強かった。

シングルママ……。

離婚でなくて?

ヤリ捨てだよ。

女性の醜聞に喜ぶのは程々にした方がいいよ。

男性だって数限りなく醜聞はある。

この辺の自覚を持てないと、いつまで経ってもブッチャーの手下のままだ。

里見くん化するし、何も気付けぬまま女性で失敗する。

ディバインの何かが降りて来ない。

ディバインの何かとは?
天女の奥さん。 
天女の奥さんか。

なるほど。

物凄く従順でお淑やかで、処女を捧げてそのまま関係が継続する良い女、な。

……シェルはディバインの何かか?
そうだよ。

性は抜くけどね。

シールックに性はキツすぎた。

シェル……。
性は抜いてもディバインの何かが降ってくる事はある。

解脱が必要だ。

その人に合った幸せが訪れるよ。

ヤリ捨てな。

実際そうなっていただろう。

だから、深い関係になる前に切ったが。

一応の練習の男女交際だったが、旦那の転生体だったし。

ヤリ捨てするような旦那なのか。
なんていうか。

情はある。

しかし、結果的に現界修業、という事になってしまいそうだ。

15次元到達時の、奥方だったんだけどな。

その頃はシリウスは男性で。

それから関係を続けて来たが、解脱を続けて関係が終わった。

その度に亞魂昇華してきたので、本体の中の本体は処女のままだ。

そういうケースもあるので、一概に何とは言えない。

亞魂昇華とは。
古い魂を脱ぐことだ。

そうして新しい霊魂になること。

説明が難しい。

なるほど。

処女とは、奥深いものだな。

男性に配慮している。

そうしないと、誰も幸せになれない。

ぼくの真魂には多くの霊魂が渦巻いていて、関係を持つたびに繋がった相手を追いかけて霊魂が抜けていった。

最奥の霊魂も、先日捕まった。

もう永遠に逃げられなくなったよ。

誰が捕まえたんだ、それは!
プライベートなので。
……全く。

こういう話にみんな飛びつくな。

……!

ゴシップ好きとか言われる。

辞めておこう。

すまぬな。

お互いに経歴を全て曝け出し合うというのなら、覚悟を決めるが。

そうでない人が殆どだ。

沽券に関わるとして諦めて、プライベートを尊重すべきだよ。

かなり大っぴらに話した気がするが。

栗きんとん。

便利な言葉だ。

当てっ子ゲームをするつもりはないんだ。

霊媒をすると、下世話にも程がある邪霊からのセクハラは日常茶飯事となる。

言い当てて快楽を得るような輩は霊媒なんてする資格はない。

快楽を得ていないだと?

まさか!

毎回、冗談じゃねーやと思っているよ。

碌でもないことばかりで。

え?

不倫の回数を暴露して欲しいか?

嫌だろ?

幾ら使い込みをしたかとかさ!

……恐ろしいことだ。

それを暴露する勇気もないのに、他人の事ばかり知りたがるって?

フェアじゃないな。

基本、相手が話してくれるまで待つスタンスだが。

堪忍袋の尾が切れると、ゼンマイの刑に落としたりするからな。

巨大なゼンマイに全身が巻き込まれるやつ。

幽☆遊☆白書のアニメの、黒の章の内容にあったやつ?

辞めろ。

笑えないから。

今朝やってたな、それ。

うるせーのが悪いんだよ。

しつこく嫌味を言うから!

死後の世界で楽しみにしときな!
恐ろしい話だが。

ホークの話を、もう一度まとめて欲しい。

分かった。

サンゴ海で海賊稼業に勤しむホークは、正義感が妙に先立つ海賊とは思えない性格をしていた。

ゲッコ族の中でも異常に礼儀正しく、ぎゃとか語尾に付けない紳士的なゲラ=ハを従えて日銭を稼いでいた。

ある日、ねぐらにしているパイレーツコーストにて集会があるとの事で、渋々駆り出される。

そこではボスヅラをし、何かといえばホークを目の敵にしているブッチャーがパイレーツコーストの支配を訴えていた。


当然ホークは反発するだろうと思われるが、実はここで分岐点が発生している。


反発 or  賛成


賛成の場合は、ブッチャーばんざいという。


ここでブッチャーばんざいというと決闘が逃れられるが、どう頑張ってもホークはブッチャーに嵌められてしまう。


ストーリー上はそのままアロン島のゴドンゴに逃げられるが、ゴドンゴに逃げ続けるとスーファミではレイディバグという致命的なバグが発生してしまう。

これはホークの実質的な死を意味する。


ウェィプに行ければ正解。

何度もゴドンゴに入ろうとすると、後ろ髪を引かれる思いであるという現れとなり失敗となる。

執着が身を滅ぼすという例。


帝国に殺されるか、ブッチャーにリンチされ殺されるか、良くて奴隷。

パイレーツコーストは毒でしかない場所の揶揄。

こわ!

いずれ殺されることも気付かずに、その場に留まり続ける恐ろしさ。

そんな感じだったか。

なんかふわっとしていて。

ブッチャーばんざいすれば、一応はパイレーツコーストに戻れる?

戻れるだろうね。

ストーリー上は微妙に人間模様が端折られているが、泣いて縋れば入れて貰えるだろう。

その先は地獄しかないが。

そもそもホークのプライドが許さないよな。

ゾッ!

気をつける。

ゲラ=ハと、ディアナを仲間にするね。

ゲラ=ハだけでも充分で、ディアナはオマケなんだけど。

今回はシールックにいさんとぼくの関係性という例えなので、みんながみんなディアナを仲間にするとは限らないね。

……ゲラ=ハ。

ディアナと一緒にいく。

ディアナと一緒に行く!
よろしく!

ちなみに、レイディラック号は海に沈むが、これは女性との別離を現す。

船はフランス語で女性詞だからね。

ディアナは女ではないのさ。

意外と練られている。

深い……。

女の腐ったようなやつ、という意味もあったよな?

こう言うと酷いが、男も該当するんだよな。

そうだけど。

取り敢えずの目標で女性への執着を断つ。

男性史上主義からの脱出はその後しばらくしてからだ。

段階を意識しないと、人生詰まるよ。

難しい世界だった。

何回海賊に身を落とせばいいんだ。

……ホーク。

やはり人生訓だ。

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登場人物紹介

シールック

シリウス

アクルックス

シェル

スクナヒコナ

ミゾレ

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