第35話 ☆

文字数 2,267文字

クローディア、グレイ。

ホークは大丈夫かな。

次はバーバラ?

ジャミルはいいのかい?
ジャミル?

そっちからか。

クローディアの双子の弟だったね。

ジャミルの大事な人は?

まずはそこからだね。

ダウト、ファラ。

ファラのお母さん?

もう一人いる。

分かるかい?

まさか……ごろつきなんて。
ミンサガのごろつきは宝の地図を落としやすいので、確かにプレイヤーに大事にされている。

10回しか倒せないので、とても丁寧に倒されるね。

笑った。

どうしてそういう風に持っていくんだよ。

なわけあるかい!

とかいうツッコミを待ったかい?

シュールで攻める訓練を積んだシリウスは、そんな勢いだけの誤魔化し方はしないよ。

誰だよ……。
なーなー。

恵んでくれよ!

まさかの、乞食の子!
何人かいるけどね。

一人だけ特別視している子がいるかもしれないね。

その子に物乞いを教えたら、他の子も真似した。

そう考えると、あのウザい乞食の群れにも納得だ。

情報通だし。

アサシンギルドのきっかけだったな。

忘れていた。

地下の神殿に忍び込めるよ!

とか。

アサシンギルドだって分かるよね。

まさかの。
ダウトの弟だ。
嘘だろ?

そんな話は一つも……。

あんな野ざらしの南エスタミルで暮らすには、身を寄せ合っていくしかないよね。

プレイヤーの都合でジャミルは恵んでやることはないけど、実際はどうだろう。

ファラにきれいな腕輪をあげている。

ファラのお母さんに感謝されている。

ダウトのことも、なんだかんだで鍛えている。

ダウトの素性は不明だけど、ダウトを無理にでも連れて行くくらいだから大事に思っているよ。

そんなダウトに弟がいたらどうなる?

大事にするしかないよね。

きれいな腕輪はダウトにあげるんじゃなかったのか。
三点制覇の時は、ダウトにあげるよ。

ダウトにきれいな腕輪をあげて、騎士団領に行ってモンスター退治。

それから少しの戦闘と時間経過ポイント。

コンスタンツ救出作戦。

これで善行2だ。

巨人の里にいける。

ガラハドを殺さずに済むね。

とか言いつつ、冥府にいくために殺すけど。

善行2以上上げてはいけないのか。

巨人の里にアイスソードが売っている。

善行3以上だと、最終試練なので。

しかし三点制覇の為には、ガラハドはどうしても殺さねばならない。

ミンサガなら三柱陣を出しまくってデスの信仰を上げればいいだけだけど。

ジャミルは冥府に行くことにした。

ガラハドを殺してしまった贖罪に?

そこで、なんと裏技バグが発生する。

まさか……。

それは有名だな。

初期HPだよ。

ジャミルは設定次第では初期HP50以下の条件を満たしている。

シーフを入れれば大丈夫。

出来れば僧侶を。

魔術法は使わないけど、僧侶は一番愛が上がるので。

HPが上がるたびにリセット。

その繰り返し。

スーファミロマサガはプレイ時間00:00というやりこみも可能なので、このくらい出来ないとだめだ。

そもそもリセットゲーだし、戦闘回数を数えるから。

序盤はキツイが、ホークかシフ辺りを入れればなんとか乗り越えられる。

酷いやりこみだな。

しかもなんだその両親。

メルビル帝国夫妻?

ガラハドを生き返らせる条件は、HPを50、デスに捧げること。

縛りに縛ったジャミルは迷わず生き返らせるだろう。

そうして、カンスト超えのHPをゲット出来る。

不思議なバグだね。

もしかしたら仕様かもしれない。

そうしてジャミルは、ダウトを死なせず、最強の肉体もゲットする。

ガラハドには恨まれるかもしれないが、気にしないよ。

もともとシーフだから。

ジャミル、優しすぎないか?

どうして。

ぼくのロマサガ1の推しはジャミルなんだが。

最初から、ずっとね。

ミンサガのバーバラは?
グラフィックが一番可愛かった。

馬車でニューロード無双出来たから、一周目は気楽だった。

ジャミルの人生訓は何だ?

慈善か?

ヴィクティニだよ!
勝利の女神。

いや、勝利。

そして慈愛だ。

勝利と慈愛?

シルヴァー・サーガ2か!

良く知っているね。

勝利回数連続1000回で勝利の神像。

そして故郷の村にて、クシャに心を尽くすと慈愛の神像を貰える。

この2つ以外の神像合体は、ヨドというハズレ個体になる。

勝利と慈愛は絶対に一緒。

そして出来る神像は、ヤーン。

最終パーティ。

ストナを覚えるね。

ストナは地味に便利。

石化の魔法だ。

そして石化を治すアイテムが、何故かこんにゃくだ。

5000Gもする。

その辺に落ちていたりするが。

せきかをとく。

護身用か。

昔のゲームの石化は何故か特別扱いされていた。

ドラクエ5の主人公はずっと石にされたまま。

ストロスの杖をタバサが持ってくるまで動けない。

石化を舐めちゃいかんのだね。

ロマサガ3ではガラティアを倒す時、持っていないと不安だし。

ガラティアは倒せない。

何故か涙が出てくる。

あれは開発者の思惑を一切無視して、神霊的に見るとイザナミの姿だよ。

カグツチを抱きしめている。

ガラティアとピュグマリオン、となっているけどね。

ピグマリオ……。

きみは和田慎二ファンだよね。

家にあった和田慎二の漫画はすべて読み漁った。

そう。

ピグマリオのクルトは、石にされた母ガラティアを元に戻すために旅に出るね。

自棄になったラスボスのメデューサにガラティアの像は壊されてしまうけれど、密かに代理で作られたガラティア像が奇跡の復活を果たす。

心が大事、というお話。

心とは、感性球の回転のことだよ。

ガラティアを倒せないのは、生の祈り。

そしてアスラ道場の為でもある。

アスラ道場でどれだけ閃きのお世話になったか。

イザナミの愛だね。

イザナミの死んだ場所は、岐阜県だよ。

やれやれ、栗きんとんだ。
届いたつまみは、かっぱえびせんなどのスナックだった。
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登場人物紹介

シールック

シリウス

アクルックス

シェル

スクナヒコナ

ミゾレ

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