第1話
文字数 2,158文字
そうして波羅蜜浄土という極楽の地へ辿り着き、そこで思うがままに自由に過ごすのです。
今回は、その地で呑気に遊ぶ生活について少々……。
舞台は、某喫茶店からスタートします。
接待の一環。
よく知らない人にはライトもライトな場所でアイスブレイクを狙って、親密度を上げる努力をしてみるんだよ。
そうして本当に仲良くなった人と、自分の少しお気に入りの、楽しいと思う場所に連れて行く。
長い目で見ているだけ。
ビジネスや友好関係で、趣味趣向って実は合致しないから。
ぼくはアルクがアジアン好きと聞いて、最初少し抵抗があった。
しかしぼくはこだわらない性格で、しかも何でも喜んで食べるタチなので難なく受け入れた。
これは一見普通に見えて、全く普通ではない。
マイノリティ、少数派だよ。
ヘルシーで健康的。
しかし、日本風の味付けと少しズレがある。
新規開拓精神がないと、情報量に打ち負けて相手のキャパシティが不足する恐れがある。
そうすると、談話どころじゃなくなるよ。
話題作りにはなるだろうが。
個人的に読んでみたけど、要素が足りな過ぎて。
つまり、当たらんの。
しかしカード占いをしたいと言う気持ちだけで占い業に手を出す人がいる。
おかしな事に、義も何もなく業務にあたっていると、サービス提供の筈が客に遊んでもらっているだけになる。
相手にお金を払わせて、且つ機嫌を取って貰っているの、彼らは。
こういうのを罪深いと思えないと、占いそのものが出来ないよ。
自然な流れで相手から情報を引き出す手法ね。
こういう言い方をすると相手に失礼になるとして、コールドリーディングそのものが忌避されている。
しかし雑談からしか相手との相互理解は叶わんのだよ。
理解なくして、何が占いだと思うんだけど。