第57話
文字数 2,059文字
エアホッケーを見てから、バスケットシュートの遊戯を見つめる。
ネットの向こうでは、幾つもシュートを決めようとする人がボールを投げていた。
ぴちぴちピッチ?
芸能人の名前を借りているだろ。
ヒーローの名は堂本海斗。
KinKi Kidsじゃん。
その兄貴はガクト。
GACKTだ。
芸能人大好きな人じゃん。
単行本に、担当にそう勧められて、嬉しいけど照れが酷くてまともに見られなかったって書いてあった。
トレンド。
結構根深くなった、中〜大ヒット。
最新を追ったものに限る。
例えば鬼滅がめっちゃ流行った2022年頃に鬼滅コンテンツを選ぶと、またあ、と言われるが、ミーハーを名乗ると納得される。
流行りに乗りやすい傾向があるのかと判断されて。
ゲキレッドの人、気の毒に思った。
ゴリラなんてやらされて。
本物のゴリラはドラミングなんて滅多にしないのに。
もっとカッコよく決めて欲しかった。
特撮にはそういうのが多くて、たまに哀しい。
役者もそうだし、子どもをナメてんのかと。
あれは実はとあるワクチンとすり替えられて、非常に安全なものになっていた。
あれがキツイ人は危なかった。
命拾いした。
しかしあまり打ちすぎると良くないのも事実だ。
本当はぼくは抗体が8しかないので打つべきなのだが、何故かスルーしてしまった。
バスケットボールゲームの得点パネルは、全く数が進むことは無かった。