第80話 ☆
文字数 2,110文字
あれは真実なのか？
炭坑節とか。
昔、佐野氏という有力な豪族がいて。
福岡でハニトラに引っかかって滅ぼされた。
家族は関東へ引っ越したがな。
笑った。
確かに佐野氏は聖であった。
正義感の塊のような。
まさに。
凄い話だが。
しかし地球の大地はその事件を記憶しており、歌として顕在化したのさ。
さの よいよい
これが星の記憶というものだ。
かっこいい響きだが、案外怖いな。
地球が覚えているって？
確かに凄いし、壮大だ。
しかし、あのサタンは？
サタンは高貴なる思想をおろした。
そういう存在だった。
母は？
オーズは良かったが、哀しみエンドだった。
物語がハッピーエンドである方が珍しいくらいだ。
後味が良くてもね。
エンドレスエイトはバッドエンド？
でも仲間がいるので、一応は幸せエンド。
なつには？
プロポーズされてしまう。
本人がいじけているだけで、案外愛されていた、という。
誰に？
なつにが軽くパニクった所で、ゆうしゃ君に抱きとめられる。
ずっと好きだった、とか。
そんな感じ。
そんなにほっこりなの？
夏には、熱い恋愛、という意味があって。
しかしなつには冷静なので、そこそこの結婚生活を送れるだろう。
それを見た、あきいが嫉妬するんだ。
元の肉体が安楽死の為にジワジワと死んでいるので。
つまり、お別れイベントがある。
ふゆへは一番好きなのに。
先立った夫に早く会いたくて安楽死を選んだので。
冷たいかもしれんけど、笑顔で去っていく。
アンドロイドがバラッと壊れて。
泣いたじゃないか！
流石に未練はないね。
二本の細い三つ編みの女の子の姿。
娘時代に戻るとか言って。
ネリアみたいな感じか。
やっと会える、と思うらしい。
ふゆへは娘夫婦に生前贈与して安楽死を選び、適当なアンドロイドを作った時に夫の愛用していたカフスボタンに似た物を拾って、それを何となく大事にする、と言う裏設定がある。
カフスボタンとか。
良すぎた。
早くちゃんとした話を作りたいみたい。
はるひはずっと時空の波に囚われたまま、彷徨い続けるよ。
主人公？
空気なの？
元気なキャラが目立つとは限らないんだよ。
レムとラムの片目の女の子、それぞれ雨季と乾季を考えているけど、ビジュアルが中々。
全く思いつかなかった！
季節だもんな！
リセマラの話だが。
説明に力尽きて、片目を隠す話、に大まかなネタを暴露した。
それっきりだ。
笑ったが。
あれだけなのか？
神霊への侵入の入口なのだが。
片目の力を使いこなせないと、先に進めないよ。
偏っては駄目だ。
盲点が発生する。
盲点ってあるな。
フラクタルなの？
今、ソロネは宝石箱の中で寝てるよ。
正解だが。
宝石箱ねんねソロネ。
パティシエのスバル。
スーツ姿のノボル。
剣をかざすミウラ。
パソコンに向かうドミニオン。
500円だな。
いいキャラだった。
あれはスクナなのか。
ドミニオンも、褒められたから気に入る事にした。
身体が小さいという意味。
大丈夫なんだな。
お前だけ！とか言われそうな。
大勢いるから。
笑ったが。
笑ったよ。
いいずぇ……だろ？
緩すぎるが。
遊びすぎた。
食べすぎた。
それぞれ指定の部屋に行き、ルームキーでドアを開けた。
良い夢を。
