10話 くたばれストーカー女
文字数 3,304文字
――宿屋。ロビー。
ソフィーは、ロビーの椅子に座り、Jとの会話を思い出していた。
多くの人やモンスターが乗っていた。
その時。
遠くから何かがものすごいスピードでこちらへやってくる。
やがてそれは、はっきりと姿を現しメラニー達の窓にぶち当たる。
バン!
両手で窓をつかみ、笑いながら窓にへばりつくチョコ。
そしてゆっくりと、メラニーを呼ぶ。
すると、ライカはメカでできた大きな腕を自分の腕に装着した。
――
メラニーは、もともと座っていた座席の前に立っていた。
すると、ライカが壊した窓に血の付いた手が現れ、ゆっくりとチョコが顔を出した。
笑いながら折れ曲がった腕や足、首を曲げ元の位置に戻すチョコ。
メラニーを見ると、にっこりと笑う。
しかしメラニーは一歩前に出る。