8話 イカレたバケモノ
文字数 2,846文字
メラニー、ソフィー、シルキーは謎の少女に連れられ、とあるギルド施設にやってきた。
――同時刻、エルトーン。
スキルの制限でそこまだしか特定できないが、海賊のギルドが行き交う町。情報はもちろん武器、防具、準備は整えられる。船に乗ったらちゃんと説明してやるから安心しろ。
ソフィーがいた宿屋。
扉には「閉店します」と書かれた看板が立てられ、入れないようになっていた。
すると、チョコは本を出しページをペラペラとめくる。
チョコ、シュークリーム、アメ、グミなどの絵が描かれたページが紙芝居のように動いて見える。
まるで、生きているように。
あぁ、キミ達はただの”弾”。使い捨てのね。あそうだ、キミ達は撃たれた後、”元の死体”に戻るから。
メラニーの残り香を嗅ぐチョコ。
タイムリミットは刻一刻と迫っていた。