2話 追っ手
文字数 972文字
人の声が聞こえたメラニーは、目が覚める。
小さく背伸びをすると、1Fから声が聞こえていることに気付く。
不審に思ったメラニーは、部屋を出るとゆっくり1Fへの階段に近付いた。
すると、宿屋のカウンターに立つ女性と頑丈そうな鎧を着た兵士2人が話しているのが見えた。
女性はメラニーと変わらないくらいの少女に見える。
しかし、宿屋の女性は、その紙をじっと見つめるが「う~ん・・・」と言うだけで答えようとしない。
するとついに、1人の兵士がシラを切る女性に向かって腰に携えた剣を構え、声を荒げる。
不思議に思った兵士は、女性を睨み、何かに気づく。