第74話 呪いの傘

文字数 4,430文字

ーマリア 西大通りー

「ん…?」

静かに街をさまよう中
上空からジメジメした不快な匂いと
晴れやかだったはずの空が薄暗い雲で
覆われていた事にアンは気づいた

(さっきまで晴れてたのに………変なの)

心の内ではそう呟くも
表情の方は自分でも気づかないほどに暗く沈んでいた

「…おい………おいっ」
「へっ?」
「何をぼーっとしてるんだ」
「え、えっと……あ!そっ、空!…空を、眺めてたの!」

突然声を掛けられて動揺したのか
明らかにぎこちない口調になるが
それを気にするどころかいつもと変わらない
淡々とした口調で「そうか」と返すナッドに
アンは何故か、拍子抜けしてしまう

その後も何の進展もないまま時が過ぎ去り
曇り空からはポツポツと雨が降り始める

「……雨か。ちょうど目の前に酒場が見えるな…そこで雨宿りがてら休憩するぞ………って、おい」

またしても無心で空を見つめる彼女に
ナッドはひとつため息をこぼすも
それ以上問い詰める事なく、ただ…

パシッ…

「へっ?!」
「雨宿り……しねぇとずぶ濡れになるぞ」
「え、ちょっ…おじさ……」

ナッドはアンの手を強引に引っ張りながら、店へと急ぐ
いつもは自分のことを素っ気なくあしらう彼からは想像もつかない行動に
雨を通り越して嵐でも吹くんじゃないかと思う傍ら
今までに感じたことのない、胸のときめきを感じた

(おじさまの手、冷たい…なのに、ドキドキしてる…?いつもみたいにワクワクした気持ちとは、違う、何か…)

胸の鼓動が次第に大きく響く
それが、ナッドに聞こえてしまうのではないかと
らしくないほどに動揺しているはずなのだが

(!…私のバカっ…なんで嬉しくなってんのよ…おじさまは、どうせ私のことなんて…)

アンは雑念を振り払うように頭を横に軽く振った
複雑に絡み合う恋心に抗う術を持たないまま…


ーーー


それは、まだ幼かった少女が見た、ある日の光景

『約束する。大人になったら必ずキミを僕のお嫁さんとして迎えに行く』
『ほんと?』
『あぁ、このアクセサリーと君に誓って…』
『…!…嬉しい、 ありがとう…!約束だよっ』
『あぁ』

『良かったね…おねえちゃん……おにいちゃん…っ…』




ー 雑貨屋メモリー ー

恋人同士が片方ずつ大人になるまで持っていると必ず結婚出来る

店主の口から明かされたアクセサリーのまじない
だがそれはあくまでも子供達の戯言から生まれたまじないであって
アクセサリーそのものにそういった効力はないと、分かっているはずなのだが

「…」

アクセサリーを見つめるリンクの潤んだ蒼い瞳からは
ただの戯言とは、言い切れない
切なさが、悲しみが…滲み出ていた

(まさか…)

彼女のその姿から、シンは一つの可能性を見出した

(……恋、人、リンクに……恋人が…いるというのか?…いや、そんなはずは…でも)

勝手な憶測であるが
リンクとて、恋人の一人や二人いても
なんら不自然なことではない…が
これまで共に過ごした日々の中でそんな情報はおろか
気配すら感じなかった。だとしたら…

ドクンッ…

(…!)

ドクンッ…ドクンッ…

(…違う、嘘だ…俺は、そんなこと…っ…)

不規則に脈打つ不穏な鼓動と予感が
シンの心に蠢く不安と、底知れない恐怖を容赦なく煽っていく
すると、そこへ

「シンさん」
「…っ!」
「あの…傘、買って戻りましょうか。ちょうど今、雨が降り出して」
「え、あ、雨?」

突然リンクにそう言われ
シンの脳裏は混乱したまま、外を確認すると
空は薄暗く厚い雲に覆われ
そこからザァザァと雨が窓を激しく打ち付けるように降りしきっていた

「い、いつの間に…参ったな」
「さっきまであんなに晴れていましたのにね…」

リンクは玄関付近に並ぶ色とりどりの傘を吟味し始めた
まるで先程の話をなかったことのように

(リンク……)

想い人について言いたくないのか、それとも言えないのか
どちらにせよ、今は彼女が自らの口で話さない限り
答えなど知る由もないだろう

____それから数分後

傘と言っても子供用の小さな傘から大人用の大きな傘
少し古びた和傘や昔貴族が使っていた日傘など
こちらも当時の時代を象徴したような傘がたくさん売られていた

「んー可愛らしい傘もあって、どれにしようか悩みますね~」
「そうだな………ん?」

シンは、後列の片隅にある他より明らかに大きな傘が妙に目についた

「なんだ…これだけやけに大きいな…色も…なんか独特だな」

花や星といった模様が入った可愛らしい色や
シンプルに一色で染まる傘とは対照的に
黒を基調とした紫色のチェック柄という
独特な色と模様があしらわれた大きな傘

どこか言葉に現せぬ物珍しさとほんの少しの不気味さを感じていると

「これは売り物ではないのでしょうか?値札が付いておりませんね」
「あ、ほんとだ…でもなんで…」


「…そいつぁ…呪いの傘だからな…」


店主が悲しみに満ちた低い声で唐突に話しかけてきた

「の、呪いの傘とは、いったい…」
「昔誰かが流した噂さ…なんの根拠もねぇのに【持ってるだけで災いを呼ぶ傘】【人を呪う黒い傘】だの何だのと散々な言われようで瞬く間に広まった」
「人を…呪う?災い?…どうしてそのような事を…犯人はいったい誰なのでしょうか…?」
「ワシも犯人が誰なのか調べたが、結局最後まで見つからなかった。犯人探しを手伝ってくれた奴らはみんないなくなっちまったし…女房も……ワシの犯人探しに付き合わせてしまったばっかりに身体を壊して…天国に……逝っちまった…ワシの……みっともない意地のせいで、な」

根も葉もない噂一つで全てが変わった

店の売り上げは激減、助けてくれた友人は一人残らず消え
唯一心の拠り所であった妻は度重なる心労により他界した

「ひょっとしたら…これがワシへの、呪いなのかもしれんな」

全てを壊され何もかも諦めたように
渇いた笑みを見せる店主
悲しみと憤りで染まった瞳で小さく飾られた
夫婦の若かりし頃の写真をほんの少しの間見つめると

「…おっとすまないねぇ、いきなりしけた話を聞かせちまって…最後の客人にこんな話を聞かせるとは、ワシもすっかり歳をとったもんだ」
「最後…って…店長さま、この店は…」
「あぁ、近いうちに店を畳むつもりさ、その後は…そうだな、女房の墓参りをしながらゆっくりと余生を過ごすさね…」
「店長さん…」
「なに、そんな悲しい顔しなさんな…店が無くなろうとも…ワシの中に残された記憶とこの写真さえあれば、それでいい」

店主はそう言ってカウンター台に戻ると

「さて、若きお客人。気に入ったものがあれば遠慮なく買ってくといい…なんなら、特別にまけてやるぞ?」

店主に問いかけられたとき、シンは迷わずある物を手に取った

「それじゃあ……これ、買います」

それは、先程話を聞かされたばかりの黒い傘であった

「坊主…なぜ、よりにもよってそれを」
「これ、元々売り物なんですよね?ならこれを買います…ちょうど今…雨も降ってるしこの大きさならみんなで入っても問題ないんじゃないかなって………な、リンク」
「シンさん…」

「気持ちはありがたいが、本当に…いいのかね?もし仮にも、噂が現実となるか…あるいは、その傘を見た者たちが、また噂を囃し立てられ、君らに良からぬことを…」
「その時は…俺がふたりを守ります…噂がでっち上げの嘘だとしても、仮に本当だとしても、、そんな事で俺…負けるつもりなんてありませんから…!」

「坊主………」

キッパリと良い放ったシンの力強い言葉に
どこか心救われたかのように胸を打たれた店主は

「…ありがとうよ。坊主」

彼の手を両手で強く握り締め
涙混じりの声で感謝の言葉を告げるのであった



ーーー



……店を出てから数分

雨は未だ勢いが衰えない土砂降り具合であるが
黒い傘が思ったよりも大きい事が幸いして
シンとリンク…体格差のある二人が一緒に入ってもほぼ濡れずに済んでいる
ちなみにミールは二人の間に挟まるような形で入っていた

「店長さま…大変お気の毒な方でしたね…」
「噂を流した人達は、どうして…あそこまで酷いことをしたのでしょうか…」
「そうですね…パッと見ではありますが、そこまで不満を持たれるようなお方には見えませんでした…いったい、何が原因でこんな事に……」

(…店が潰れるまで、店長や奥さんを死ぬほど辛い思いをさせてまで追い詰めて……噂を流した理由は…本当に、それだけなのなんだろうか?……もし誰かがあの店長を別の理由で陥れるためにこんなマネをしたなら…そんなの………っ)

束の間の時ではあったが
あの時見た店長からは一切
不満を持たれるような
印象とは到底思えなかったシン達

むしろ人柄は少しぶっきらぼうだけど
人を思いやり、亡くなった妻を大切に想い
その妻もきっと最後まで店主の身を案じていたであろう
これほどお互いを支え合う夫婦に

なぜこんな仕打ちが出来るのか…
なぜ、そこまで追い詰める理由があったのか…

やるせない感情からか
シンの傘を握る手は
痛くて苦しいほどに
強く握り締めていた



「……ターゲット、発見しました」
「場所は?」
「先ほど、雑貨屋メモリーを出て宿屋へ向かったようです今晩奴らは…そこに泊まるかと…」
「…よし分かった。では私はひとまず旦那様にこのことを報告する、お前は引き続きターゲットの動きを見張るのだ」
「了解」



ーーー



ー 宿屋 ー

夜更けにて…
食事や風呂を済ませひと段落した一行は
シンの呼びかけで一室に集まっていた

「珍しいねぇ、シンくんが私達を呼び集めるなんて」
「まぁ…ね」
「坊やがそんな珍しい事をするってことはよほどの事が起きたのかしら?」
「そんな大層な話じゃない…かもだけど…少し、皆の意見が聞きたいなと思って…」

「拙者達の意見…でござるか」
「はい」
「それで、どんな話なんだ?」

シンは先ほど店で購入した例の黒い傘を
目の前に出し、聞かされた話をありのまま皆に伝えた


「…人を呪う傘…ね」
「こーんな傘…見た目が大きいのと黒いだけでそんなデタラメな噂をみんな信じるなんて…まるで子どもねぇ」
「そのデタラメな噂も、人の数だけ真実になりうるでござるがな」
「どういう意味ですか?」

サイゾウは話を続けた

「大人数でその噂を流せば、聞いた周りの者らも自然とそれに同調する、その繰り返しによって噂は徐々に広がり、やがてそれが真実であるかのように人々は

する…そうなれば誰も店主の声に耳を傾けること無く、店は多大なる損害を被る結果に…と、これはあくまでも拙者の憶測の話…しかし本当に実行したのだとしたら、随分と幼稚な弱いものいじめでござるな」
「そ、そんな…ひどい」

人々の悪意によって破壊された夫婦の店と、絆
今となっては闇に葬られた真相に対して
今更、自分達がどうこう出来る話ではないと
この場にいる全員が理解しているが

店が無くなろうとも…ワシの中に残された記憶とこの写真さえあれば、それでいい

(店長…)

シンは黒い傘を哀れむように見つめながら
ひたすら、店長の言葉と…

「…」

その前に見たリンクの悲しげな表情でアクセサリーを見つめていた姿が
心に沸き上がる黒いモヤに似た何かと混ざり合うかのように頭の片隅によぎるのだった

【終】
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登場人物紹介

シン(20歳)

この物語の主人公。三年前、突如記憶喪失となるも性格は明るく感情豊かで素直な一面を持つツッコミ担当。記憶を取り戻すための旅でサクスへ訪れた際に出会った少女・リンクに一目惚れして以来ずっと恋心を抱き、とある事情から彼女を守ることを決意する。


使用武器:双剣

属性:風

リンク=アソワール(19歳)

この物語のヒロイン。医師を志す家庭的で心優しい少女、ある事件を機に【白きドラゴン・メビウス】を覚醒させるが原因も分からないまま敵にその身を狙われることになる…


使用武器:なし。ドラゴンの力のみ

属性:?

サイゾウ(24歳)

【雷の都市ーサクスー】の忍として暗躍するシンの協力者。優れた分析能力と卓越した弓の使い手であるが、性格はドSで毒舌家、その上大食漢という端正な顔立ちからは想像し難い一面を持っている


使用武器:弓、忍道具など

属性:雷

アン・ダルチェル=ミーナ(19歳)

愛称は【アン】でトレジャーハンターと名乗る少女。好奇心旺盛で楽しい事が大好きな魔法と抜刀術の使い手。成り行きでシン達と出会い、興味を示した彼女は彼らと行動を共にする。ナッドに対して、恋心を抱いてからは毎日猛アプローチをするが全く相手にされていない模様


使用武器:杖+仕込み刀

属性:地

ミルファリア(およそ200歳)

幼い頃シンに命を救われた妖精(亜種)。愛称は【ミール】

非常に穏やかな性格で忠誠心に厚く、主であるシンを家族のように心から慕っている。実は恐ろしい獣の力を宿した事が原因で妖精界を追放された過去を持つ


使用武器:大槍

属性:炎

ケイ=オルネス(27歳)

【黒きドラゴン・リュクシオン】を追う女性。

勝気な性格だが根は優しく、面倒見の良い姉御肌な気質を持つ。アクアで最も忌み嫌う氷の魔力を持っていることが原因で人々から【氷の魔力】と呼ばれ恐れられている


使用武器:なし(魔法で剣などを作り出すことが出来る)

属性:氷(水の魔力から派生した力)

ナッド=モルダバイト(42歳)

ファクティスの罪を暴く為、暗躍し続ける狙撃手の男。かつてはネオンのエージェントとして活躍していたが、ある事情で引退し今に至る。シンの素性を知る者の一人として常に彼の事を気にかけている


使用武器:二丁拳銃(メイン)スナイパーライフルなど…

属性:闇

ハル老人(74歳)

【雷の都市ーサクスー】の住人で、かつては医師として活躍してきたが、現在は小さな診療館に隠居して余生を過ごすお茶目で明るいご老人である


使用武器:(非戦闘員のため)なし

属性:(覚醒してないので)無し

セシア=ウヅキ(26歳)

現在【雷の都市ーサクスー】の王として君臨する【マダラス】の甥。王族の身でありながら政治に関心が無く、非常にマイペースでずっと本を読んでばかりという事から周囲からは「本の虫」と揶揄されている。


使用武器:刀(護身用)

属性:雷

エル・ブリッヂ=サルジア(38歳)

【魔法科学支援団ファクティス】のリーダー。

表向きは長年の研究と実験の末に作られたファクティスの奇跡の象徴とされる「癒晶石」を使ってこのセブンズシティを支える存在として幅広く活躍するが、彼らの実態などが全く明かされていない為…不審に思う者達も少なくない


使用武器:無し(詠唱魔法のみ)

属性:闇

ルーリア(18歳)

同じくエルに仕えるルーファの双子の姉。

普段は高飛車な言動が目立つが、苛立ちを見せ始めると口調が徐々に崩れ、終いには容赦なく罵詈雑言を浴びせるといった気性の荒さも併せ持つ。弟の放浪癖にはかなり辟易しているが、内心では狼狽える程ひどく心配している。


使用武器:鉤爪(召喚型)

属性:闇

ルーファ(18歳)

エルに仕える少年で、ルーリアの双子の弟。

基本何でも楽観的でエルに対しても砕けた態度を見せたり、姉に無断で散歩に出掛けたりするといった非常に自由な性格であるが、その実は計算高く目的の為なら手段を選ばないといった非情さを併せ持っている。


使用武器:魔符

属性:闇

ヴォルトス(50歳)

医師としてセブンズシティのあらゆる情報を網羅するファクティスのスパイ。エルとは旧友の仲で共にファクティスが築く理想郷を実現させるために戦う。根は温厚で争いを好まず、人を慈しむ優しさを持っているのだが…


使用武器:棍棒

属性:地

ディーネ=アストラン・ヴォーク(50歳)

セブンズシティで最も名の知れた【フルクトゥス海賊団】の船長。

強面かつぶっきらぼうな性格で非常に取っ付きにくい印象だが、実際は面倒見が良く仲間を大事に想いやり、戦いの際は常に味方の士気を上げるほどの圧倒的な強さとカリスマ性を持っている。


使用武器:大剣

属性:雷

キャビラ=ネイス(29歳)

ディーネの右腕とも呼ばれるフルクトゥス海賊団の副船長。

普段は誰に対しても温厚かつ紳士的な振る舞いを見せているが、その裏ではなんの躊躇もなく汚い仕事をディーネの代わりに請け負い、敵対する者には冷酷かつ容赦の無い態度を見せる。眼帯で隠された左目には非常に強力な魔力が秘められているらしい


使用武器:細剣

属性:地

ジョー=イルベルター(24歳)

喧嘩と女性をこよなく愛するフルクトゥス海賊団の特攻隊長。

横柄な態度と短気な性格からディーネとキャビラとは度々衝突しているが、実力は本物で時折ディーネに引けを取らないカリスマ性を垣間見せる一面がある…。リンクに出会ってからは彼女に対して徐々に興味を持ち始めるようになる


使用武器:青龍刀

属性:水

リンドウ=ラジェ・ル(31歳)

女性と見まごうほどの美しい容姿と振る舞いが印象的なフルクトゥスの医長。れっきとした男性で、大の男を余裕で担げるほどの怪力も持っているが、治療だけでなく皆の相談も全て聞く器の広さや繊細さ、リンクの秘めたる才能を瞬時に見抜くといった一面を持っている。


使用武器:大鎌(召喚型)

属性:闇

メイリン=ファオロン(17歳)

【炎の都市ーグレイー】の王女

非常に好奇心旺盛で燃えるように明るいじゃじゃ馬娘。実はサイゾウの事が少し(?)気になってる模様。王になるため見聞を広め日々精進する彼女…その真意は…?


使用武器:なし(素手で戦う)

属性:炎

シャオル=エリリ(22歳)

メイリンが幼い頃から仕えている執事。

とても気弱で泣き虫な性分であるが、メイリンを傍で見守ってきた分、大切に思う気持ちは誰よりも強いあまり、過保護で子供扱いをしてしまうこともしばしば…実は料理(特にスイーツ)が大得意


使用武器:なし(非戦闘員)

属性:無反応型の為、不明

アクアール(25歳)

【水の都市ーアクアー】の女王

非常におっとりとした口調が目立つが、王としての気品と礼節さを重んじる芯の強さを併せ持つ女性。メイリンとは旧知の仲で互いの都市を行き来するほど交流が深い


使用武器:なし(魔法で戦う)

属性:水

トルマリン(年齢不詳)

アクアールに仕える護衛剣士の女性

彼女の右腕として冷静沈着に対処する参謀役でもある

アイオラは後輩にあたる存在で彼女のことをあたたかい目で(?)見守っている


使用武器:長剣

属性:水

アイオラ(年齢不詳)

トルマリンと同じくアクアールに仕える護衛戦士の女性

生真面目であるがゆえに他人(特に男性)を警戒または敵視している節がある。その中でアクアールは最も信じるに値する唯一の人として非常に慕っている。トルマリンは先輩でありライバルだとも思っている


使用武器:ハルバード

属性:水

キョウ=アルヴァリオ(28歳)

アルヴァリオ財団を率いる若き商人

たった一人で多くの利益をもたらし

各都市の名だたる人物達の信頼を集める傍ら

邪魔する者には徹底的な制裁を加える非情さをも持つ


使用武器:ナイフ(メインは魔法攻撃)

属性:雷

オルティナ(26歳)

キョウに仕える女アサシン

過去に命を救ってくれた彼のために

影に徹しながら任務を遂行する

愛情深い故にアサシンらしからぬ

感情の昂りを見せるのがたまにキズ


使用武器:ナイフ

属性:炎

ソラ=シラヌイ(18歳)

ガイア出身の少年。病弱の母のために

身を粉にして出稼ぎし

恩人であるキョウに協力する

根は礼儀正しくて純真無垢な母思いである


使用武器:なし(拳ひとつで戦う)

属性:地

ロック=ガーナック(50歳)

【地の都市ーガイアー】の王。別名【豪傑王】

現在のガイアを統率し、民達の暮らしを案じるが故に

秘密裏に街へ繰り出す(そしてその度に妻デイジーに怒られている)

性格は豪放磊落で、家族と仲間を心から愛する


使用武器:大斧

属性:地

デイジー=ガーナック(50歳)

ロックの妻(王妃)。普段は良妻賢母の名に恥じない

振る舞いを見せ、ロックに対しては妻としてでなく

同志かつ幼なじみとして彼を叱咤激励する。

料理が大得意で料理長顔負けの腕前だとか…

結婚する前は踊り子をやっていた(らしい)


使用武器:鉄扇

属性:地

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