第52話 ハニエイル市場

文字数 3,886文字

ー 十四年前 ー

『いただきまーす!』

いつもどおり、笑顔で食卓を囲む親子とミール

『うん!母さんが作るご飯おいしいー!』
『大変美味しゅうございますー!』
『でしょう?ならちゃーんとこのお野菜もしっかり食べて明日もお手伝い、お願いね♪』
『えー…』
『なぁに?なんか文句でもある?』
『い、いや!なんでもっ!』

母の怒りを買う前にがむしゃらにご飯を口に運ぶシンに、母は

『イリーナお母さまには一生敵いませんねシンさまは…ふふふ』
『考えてることが顔に出すぎなのよ、この子は…ったく、こんな生意気で馬鹿正直な息子……いったい

似たのかしらね…』


愛おしくも儚い声でそう呟いた母の言葉の意味を
この時のシンは…まだ理解するには及ばなかった



ーーー



ー シラヌイ家 ー

ソラの自宅へ転がり込むように一夜を過ごした次の日の早朝
床に敷いた布団で寝るのはすごく久しぶりなシンは
珍しく熟睡したのか、夢を見た記憶がないまま
台所から漂うスープカレーのような香ばしい匂いに目を覚ました

(…もう、朝か………いい匂いだな)

まだボーッとする意識の中でも
腹の虫はぐぅ…と香りの良さに釣られて鳴き出した
自分で思わず苦笑いするシンは
深くため息をついてから体を起こすと

「あ、シンさん!おはようございます」
「!…お、おはようリンク…相変わらず起きるの早いね」
「はい!皆さんのために朝ごはんの準備しようと思いまして…と言ってもあたしより先にサイゾウさんとナッドさんが起きてましたが」
「え、そうなのか?」
「はい」

(あの二人…ほんといつ寝てるんだ?)

ほんの些細なことだと理解しながらも
思わず首を傾げるシンであった



それから一時間後、最後まで爆睡するアンを総動員で起こしに掛かり目覚めさせたところで、リビングに集まって朝食の用意を始めた

「ふわぁ~ぁ…あーぁ、私もリンちゃん達と一緒に料理したかったなぁ~」
「…お前に任せるとロクな事にならん」
「えー!ひどーい!」
「そうね、この前作った料理の味付け…最高に不味かったし…」
「そう言うケイ殿も中々風変わりな味付けにござったぞ… 何しろスープが全体的に赤く…」
「へぇ…この私にケンカでも売ってんのかしら?このクソガキ!」
「あーもうっ!アンタら!朝飯以前に他人の家で揉めないでくださいよ!」

「シンさま…ツッコミ役がすっかり板に付いてしまいましたね」
「あはは…」

食事前から大騒ぎする面々にツッコミを入れるシン
それを見て苦笑いするリンクとミールだが
ソラと、ソラの母アセビはむしろ楽しそうに笑顔を浮かべていた

「いいじゃないですか!俺…こんな大勢で食卓を囲むの初めてで、すごく新鮮なんです!ねぇ母さん!」
「うふふ、えぇほんとに…まるでみんな家族のように賑やかで…とても楽しいわ」
「…」

シン達にとって

すっかり当たり前のような感覚となっていたが、親子にとって

当たり前のことではなかった。父親を亡くし二人きりで肩を寄せ合って生きてきたからこそ、どんな景色も美しく映るのだろう

…それから少しして、ようやく全員分の料理が机全体にずらりと並んだ。保存庫にあったいくつもの野菜をサラダにし大皿に乗せ、スパイシーな香りが漂うも辛味は控えめのあっさりとしたスープカレーと出来たての食パンが二斤用意されている。朝からかなりの量の食事だが、一部のメンバーは元気な声で「いただきます!」と言って手を合わせ飯を口に運んでいくと…

「ん~やっぱリンちゃんの作るごはんはおいしいね~♪」
「パンも出来たてで、柔らかくて美味しい…ていうかリンク、あなたいつの間にパンなんて作ってたの?」
「ソラさんから、保存庫にたくさん材料が余ってると聞いてさっそく作ってみたんです!もちろん、許可を頂いた上で」
「はい!でもまさか…こんな美味しいパンが出来るなんて…すごいですね…あぁこのスープも、美味しいです!」

嬉しそうに絶賛するソラの隣で
微笑ましそうに笑う母アセビに気づくと

「あ…母さんはどう?美味しい?」
「えぇもちろん…とっても美味しいわ…こんなに温かくて優しい心のこもったパンとスープ…初めて……ねぇあなた、ソラと結婚する気はない?あなたなら、すごく素敵なお嫁さんになりそうだけど…」

「へっ?」
「え!!」
「ぶふっ!!」

母の口から思いもよらぬ発言に、リンクは驚いて非常に間抜けな声を出し、シンは全く関係ないはずなのにほぼ同時にスープを軽く吹き出し、そしてソラも顔を赤くしてツッコんだ

「かっ…かか母さん!いきなり何言い出すんだよ!」
「うふふ…結婚までは冗談だけど、素敵なお嫁さんになりそうだと思ったのは本心よ?ちょうどあなたと近い歳のようだし、もう結婚出来る歳にもなったあなたには、ぴったりかと」
「母さん…俺はまだ、その…結婚は出来ても、お…女の人とお付き合いしたことなんて一度もないから…だから」
「まあっ…うちの人なんて初めて会った時から毎日積極的にアプローチしてくれたわよ♪」
「も、もう母さんっ!!」

病弱さとは裏腹に愛嬌たっぷりに笑ってソラをからかう母
いままでになかった穏やかで楽しいひとときだからこそ
冗談の一つや二つ、言えるのかもしれない

その一方で、照れ笑いを浮かべるリンクは「あ、ありがとうございます」と告げ、もう一方はどうにも笑い事に出来ずモヤモヤしてばかりのシンはひとりよそ見をしながら静かにパンをゆっくりと延々に噛み砕いていた


ーー


…食事を済ませてから二時間後、ソラがリビングで届いていた何通ものの手紙を読み漁ったあと、突然シン達に声をかけた

「あの…皆さん今日はどこかへ参りますか?」
「?…いや、まだアテは決まってないが…どうかしたのか?」
「実はですね…」

ソラが聞いた話によると、先日からソラ達の恩人である商人が…どうやらここガイアに再び滞在してるとのこと…彼に挨拶しに行きたいと同時に、道中で助けてくれたシン達を友人として会わせたいという思いがソラにあった。ゆえに…

「皆さんがよろしければ…ぜひ一緒に…」
「わかった、付き合うよ」
「あ、ありがとうございます!」
「にしてもその商人さん、長なのに随分と動き回ってる人なんだね」

「あはは…俺も初めは驚きましたが、その人は母さんや街の人だけでなく、他の都市にいるたくさんの人を幸せにするために商人になったそうです…都市(くに)都市(くに)がもっと深く繋がり、もっともっと助け合える世の中に出来るようにと…」
「都市と都市…か」


ドクン…!


(え…なんだ、いまの…)

乱れた心音に潜む謎のざわめきにシンは違和感を覚える

(もしかして…嫉妬?…いや違う……もっと…別の…何か)


ーー


ー ハニエイル市場 ー

裏街道を出てから数分、焼けるほど眩い日差しが照らされるハニエイル市場(いちば)は、商人達が最も自由に売り買いを行う事が出来るガイアの名所のひとつだ。今日は特に人が多いせいか薬草から武器、日用品から陶芸品まで各都市のあらゆる名産品が大量に売られている模様

「すごい…人も品物もこんなにたくさん…!」
「サンドル街道の時でもそうでしたがこういう賑わいはいつ見てもわくわくしますね~!」
「そうだな」

シン達は悠々と市場に入り
ゆっくりと辺りを見物しているとアンが
「あれ?」と不思議そうに声を上げた

「ねぇねぇみんなー!おじさまと姐さんがいないんだけど、知らない?」
「え、あれ?さっきまで一緒にいたはずじゃ…」

忽然と姿を消していたケイとナッド
サイゾウが二人の立ち去る瞬間を目にしていたようだが
彼はそれを止めようとは思わずスルーしていた

「えー!せっかくおじさまとまたデートしようと思ったのにー!んもうおじさまーー!!」
「ア、アンちゃん!?ちょっと!!」

ナッドを探すべく反対方向へ走り去ってしまったアン
止める隙もないまま、シン達は呆気に取られた

「ははは…みなさん自由なんですね」
「今に始まったことではござらぬよ」
「そうですね…」
「…だな」

戸惑うあまり苦笑いするソラと
もはやお決まりのパターンと見て諦めた様子のシン達
連れ戻す気にもならないままシンが「行こうか」と言い
ソラの後をついて行った

…数分後

「……ぉーい!そこの坊主っ!」
「!」

賑わう道の真ん中で大声を上げ呼び止めてきたのは
ソラと顔見知りとされる一回り体格の大きい男であった

「おじさん…!お久しぶりです!」
「久しいな坊主っ!こんなに大きくなりやがって!」
「いえいえっおじさんにはまだまだ敵いませんよ」
「こいつ…お世辞まで言うようになったか!」

豪快に笑い飛ばすその男は
ソラの恩人である商人に長年付き添っている用心棒であった
まだ幼かった頃のソラを知っているだけに
男は逞しく成長した彼を見て喜ばずにはいられなかった

「あ…ところでおじさん!あの人は…あの人は今どこに」
「お?あぁ、団長ならいま…」




私に何か御用ですか?
「っ!?」

ドクンッ!!

不意に背後から聞こえてきた
ねっとりとしたような妖艶な低い声に
鳥肌が立つほどの殺気をいち早く感じたシンとサイゾウが
警戒するように即座に声のする方へ振り向いた瞬間
我が目を疑う光景が広がっていた

「え…」
「…」

「おや、あなた方は以前どこかで…」

深緑色に染まる長い髪をひとつに束ね
眼鏡の奥に見える菖蒲色の鋭い瞳の男が
首を軽く傾げながらシン達を凝視していた

(この人は…たしかグレイにいた…)



「あ…キョウさん…キョウさんっ!!」

振り向いた瞬間
ソラは、キョウと呼ばれる男の名を嬉しそうに叫びながら
シン達の横を遮り、近づいた

「キョウ…っ」

ドクン…ドクン…!

(まさ、か…ソラの恩人は…)

乱れゆく心音と激しい胸騒ぎの意味を理解した瞬間
シンは彼らとの間にある

がさらに深まるのを感じた

【終】
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登場人物紹介

シン(20歳)

この物語の主人公。三年前、突如記憶喪失となるも性格は明るく感情豊かで素直な一面を持つツッコミ担当。記憶を取り戻すための旅でサクスへ訪れた際に出会った少女・リンクに一目惚れして以来ずっと恋心を抱き、とある事情から彼女を守ることを決意する。


使用武器:双剣

属性:風

リンク=アソワール(19歳)

この物語のヒロイン。医師を志す家庭的で心優しい少女、ある事件を機に【白きドラゴン・メビウス】を覚醒させるが原因も分からないまま敵にその身を狙われることになる…


使用武器:なし。ドラゴンの力のみ

属性:?

サイゾウ(24歳)

【雷の都市ーサクスー】の忍として暗躍するシンの協力者。優れた分析能力と卓越した弓の使い手であるが、性格はドSで毒舌家、その上大食漢という端正な顔立ちからは想像し難い一面を持っている


使用武器:弓、忍道具など

属性:雷

アン・ダルチェル=ミーナ(19歳)

愛称は【アン】でトレジャーハンターと名乗る少女。好奇心旺盛で楽しい事が大好きな魔法と抜刀術の使い手。成り行きでシン達と出会い、興味を示した彼女は彼らと行動を共にする。ナッドに対して、恋心を抱いてからは毎日猛アプローチをするが全く相手にされていない模様


使用武器:杖+仕込み刀

属性:地

ミルファリア(およそ200歳)

幼い頃シンに命を救われた妖精(亜種)。愛称は【ミール】

非常に穏やかな性格で忠誠心に厚く、主であるシンを家族のように心から慕っている。実は恐ろしい獣の力を宿した事が原因で妖精界を追放された過去を持つ


使用武器:大槍

属性:炎

ケイ=オルネス(27歳)

【黒きドラゴン・リュクシオン】を追う女性。

勝気な性格だが根は優しく、面倒見の良い姉御肌な気質を持つ。アクアで最も忌み嫌う氷の魔力を持っていることが原因で人々から【氷の魔力】と呼ばれ恐れられている


使用武器:なし(魔法で剣などを作り出すことが出来る)

属性:氷(水の魔力から派生した力)

ナッド=モルダバイト(42歳)

ファクティスの罪を暴く為、暗躍し続ける狙撃手の男。かつてはネオンのエージェントとして活躍していたが、ある事情で引退し今に至る。シンの素性を知る者の一人として常に彼の事を気にかけている


使用武器:二丁拳銃(メイン)スナイパーライフルなど…

属性:闇

ハル老人(74歳)

【雷の都市ーサクスー】の住人で、かつては医師として活躍してきたが、現在は小さな診療館に隠居して余生を過ごすお茶目で明るいご老人である


使用武器:(非戦闘員のため)なし

属性:(覚醒してないので)無し

セシア=ウヅキ(26歳)

現在【雷の都市ーサクスー】の王として君臨する【マダラス】の甥。王族の身でありながら政治に関心が無く、非常にマイペースでずっと本を読んでばかりという事から周囲からは「本の虫」と揶揄されている。


使用武器:刀(護身用)

属性:雷

エル・ブリッヂ=サルジア(38歳)

【魔法科学支援団ファクティス】のリーダー。

表向きは長年の研究と実験の末に作られたファクティスの奇跡の象徴とされる「癒晶石」を使ってこのセブンズシティを支える存在として幅広く活躍するが、彼らの実態などが全く明かされていない為…不審に思う者達も少なくない


使用武器:無し(詠唱魔法のみ)

属性:闇

ルーリア(18歳)

同じくエルに仕えるルーファの双子の姉。

普段は高飛車な言動が目立つが、苛立ちを見せ始めると口調が徐々に崩れ、終いには容赦なく罵詈雑言を浴びせるといった気性の荒さも併せ持つ。弟の放浪癖にはかなり辟易しているが、内心では狼狽える程ひどく心配している。


使用武器:鉤爪(召喚型)

属性:闇

ルーファ(18歳)

エルに仕える少年で、ルーリアの双子の弟。

基本何でも楽観的でエルに対しても砕けた態度を見せたり、姉に無断で散歩に出掛けたりするといった非常に自由な性格であるが、その実は計算高く目的の為なら手段を選ばないといった非情さを併せ持っている。


使用武器:魔符

属性:闇

ヴォルトス(50歳)

医師としてセブンズシティのあらゆる情報を網羅するファクティスのスパイ。エルとは旧友の仲で共にファクティスが築く理想郷を実現させるために戦う。根は温厚で争いを好まず、人を慈しむ優しさを持っているのだが…


使用武器:棍棒

属性:地

ディーネ=アストラン・ヴォーク(50歳)

セブンズシティで最も名の知れた【フルクトゥス海賊団】の船長。

強面かつぶっきらぼうな性格で非常に取っ付きにくい印象だが、実際は面倒見が良く仲間を大事に想いやり、戦いの際は常に味方の士気を上げるほどの圧倒的な強さとカリスマ性を持っている。


使用武器:大剣

属性:雷

キャビラ=ネイス(29歳)

ディーネの右腕とも呼ばれるフルクトゥス海賊団の副船長。

普段は誰に対しても温厚かつ紳士的な振る舞いを見せているが、その裏ではなんの躊躇もなく汚い仕事をディーネの代わりに請け負い、敵対する者には冷酷かつ容赦の無い態度を見せる。眼帯で隠された左目には非常に強力な魔力が秘められているらしい


使用武器:細剣

属性:地

ジョー=イルベルター(24歳)

喧嘩と女性をこよなく愛するフルクトゥス海賊団の特攻隊長。

横柄な態度と短気な性格からディーネとキャビラとは度々衝突しているが、実力は本物で時折ディーネに引けを取らないカリスマ性を垣間見せる一面がある…。リンクに出会ってからは彼女に対して徐々に興味を持ち始めるようになる


使用武器:青龍刀

属性:水

リンドウ=ラジェ・ル(31歳)

女性と見まごうほどの美しい容姿と振る舞いが印象的なフルクトゥスの医長。れっきとした男性で、大の男を余裕で担げるほどの怪力も持っているが、治療だけでなく皆の相談も全て聞く器の広さや繊細さ、リンクの秘めたる才能を瞬時に見抜くといった一面を持っている。


使用武器:大鎌(召喚型)

属性:闇

メイリン=ファオロン(17歳)

【炎の都市ーグレイー】の王女

非常に好奇心旺盛で燃えるように明るいじゃじゃ馬娘。実はサイゾウの事が少し(?)気になってる模様。王になるため見聞を広め日々精進する彼女…その真意は…?


使用武器:なし(素手で戦う)

属性:炎

シャオル=エリリ(22歳)

メイリンが幼い頃から仕えている執事。

とても気弱で泣き虫な性分であるが、メイリンを傍で見守ってきた分、大切に思う気持ちは誰よりも強いあまり、過保護で子供扱いをしてしまうこともしばしば…実は料理(特にスイーツ)が大得意


使用武器:なし(非戦闘員)

属性:無反応型の為、不明

アクアール(25歳)

【水の都市ーアクアー】の女王

非常におっとりとした口調が目立つが、王としての気品と礼節さを重んじる芯の強さを併せ持つ女性。メイリンとは旧知の仲で互いの都市を行き来するほど交流が深い


使用武器:なし(魔法で戦う)

属性:水

トルマリン(年齢不詳)

アクアールに仕える護衛剣士の女性

彼女の右腕として冷静沈着に対処する参謀役でもある

アイオラは後輩にあたる存在で彼女のことをあたたかい目で(?)見守っている


使用武器:長剣

属性:水

アイオラ(年齢不詳)

トルマリンと同じくアクアールに仕える護衛戦士の女性

生真面目であるがゆえに他人(特に男性)を警戒または敵視している節がある。その中でアクアールは最も信じるに値する唯一の人として非常に慕っている。トルマリンは先輩でありライバルだとも思っている


使用武器:ハルバード

属性:水

キョウ=アルヴァリオ(28歳)

アルヴァリオ財団を率いる若き商人

たった一人で多くの利益をもたらし

各都市の名だたる人物達の信頼を集める傍ら

邪魔する者には徹底的な制裁を加える非情さをも持つ


使用武器:ナイフ(メインは魔法攻撃)

属性:雷

オルティナ(26歳)

キョウに仕える女アサシン

過去に命を救ってくれた彼のために

影に徹しながら任務を遂行する

愛情深い故にアサシンらしからぬ

感情の昂りを見せるのがたまにキズ


使用武器:ナイフ

属性:炎

ソラ=シラヌイ(18歳)

ガイア出身の少年。病弱の母のために

身を粉にして出稼ぎし

恩人であるキョウに協力する

根は礼儀正しくて純真無垢な母思いである


使用武器:なし(拳ひとつで戦う)

属性:地

ロック=ガーナック(50歳)

【地の都市ーガイアー】の王。別名【豪傑王】

現在のガイアを統率し、民達の暮らしを案じるが故に

秘密裏に街へ繰り出す(そしてその度に妻デイジーに怒られている)

性格は豪放磊落で、家族と仲間を心から愛する


使用武器:大斧

属性:地

デイジー=ガーナック(50歳)

ロックの妻(王妃)。普段は良妻賢母の名に恥じない

振る舞いを見せ、ロックに対しては妻としてでなく

同志かつ幼なじみとして彼を叱咤激励する。

料理が大得意で料理長顔負けの腕前だとか…

結婚する前は踊り子をやっていた(らしい)


使用武器:鉄扇

属性:地

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