第82話 再びあとがき

文字数 577文字

 さて、本編に加えて後日談やらイラストギャラリーやらおまけエッセイやら書いてきましたが、これで本当に完結です。

 輝かしいオリンピックイヤーとして始まった2020年。ところが、この作品を公開している間に世界は疫病が蔓延し、大変な事態になってしまいました。
 ベネチアは今では手の届かない遠い国に。自由に旅行ができる日はいつ来るのか。いや、旅行に限らず、私たちが再びのびのびと生きられる日は本当に来るのか。
 パンデミックなんて遠い世界の話だと思ってた……。

 本来なら新作、海の民シリーズ第3弾「海の民の乙女 ─王妃になりそこなった少女─」に取り組んでいるはずなのですが、この状況下ではストレスもあってか、なかなか筆(キーボード)が進みません。 
 大筋はできているのにキャラクターが全然いきいきと動いてくれない……。

 大したこともしていないのに、何だか疲れ気味。体調の都合もあり、しばらく休養しようと思います。 

 では。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 2020年6月 時野みゆ

   著者近影(真っ赤な嘘です)



 
 追記 どうにかスランプも脱出し、「海の民の乙女」下書き中です。コロナ禍と猛暑の中、細々と物語を進めております。
  2020年8月

 追記2 ようやく「海の民の乙女」書き上げました! 本日より連載開始いたします♪
 2020.10.26

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登場人物紹介

阿梨(あり)


羅紗国の王女にして水軍の美しき長。結婚して母となっても、変わらず颯爽と水軍を率いている。

勇駿(ゆうしゅん)


公私共に阿梨を支える夫。阿梨と子供たちをこよなく愛している。

梨華(りか)


双子の妹。母譲りの容姿と武術の才能を持つ。勝気な性格でいつも兄を振り回している。

勇利(ゆうり)


双子の兄。学問には秀でているが、ちょっと気弱。常に妹に押され気味。

勇仁(ゆうじん)


勇駿の父。以前は長の補佐として采配をふるっていたが、今は孫たちの教育がもっぱらの生きがい。

アディーナ姫


タジク国第一王女。二つの国の絆を深めるために海を渡る花嫁。金髪と緑の瞳の、美しく優しい姫君。

寄港地のフローレスでひと時の自由を願う。

ケイン


荒事屋。名の通り、目的のためなら荒っぽい手段も辞さない裏社会の人間だが、殺しはやらないのが信条。

ラルフ


ケインの相棒。孤児だった自分に手を差し伸べてくれたケインに恩義を感じ、行動を共にしている。

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