中秋の名月

文字数 446文字

 本日は中秋の名月ということで、自宅から満月が見えないものかと窓から外を見てみると、ちょうど窓のど真ん中に満月が入っていて、まるで額縁の中に描かれた絵を思わせた構図で驚いた。
 なかなかのベストポジションで見られて満足したが、いざ写真を撮ろうとスマートフォンを起動し月を撮るも、これまた小さくなってしまい、どうしたものかと頭を悩ませる。
 こうなったら肉眼で愛でようではないかと考えを変えて、しばし月見をした。
 月見団子もほかのお供え物も何もないが、中国が起源とされている元祖の月見とは、ただ空に浮かぶ月を見て愛でているだけのものだったそうで、その後日本に月見の文化が入って来た時になんやかやあって今の月見団子やお供え物もされる形になったと言われている。
 今晩も空には雲ひとつないので、きっと明日の朝方も冷え込むのだろう。
 朝晩が寒くなってきて、季節が切り替わりつつあるのだなと寒暖差で実感する。
 雨だなんだでなかなか満月を見る機会がなかったが、今回は晴天の中、美しい月が見られてよかったと思う。
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