小正月

　今日は旧暦に合わせると小正月と呼ばれる日。
　別名は女正月とも言われ、松の内に忙しかった女性がゆっくりと休む日ともされたという。
　松の内とは正月始めから正月終わりまでの期間のことらしく、それぞれの地域によって長さがまちまちなんだそうだ。そしてその最長が十五日になる。
　一月一日から十五日までなんて、そりゃあ忙しいに決まってる。だからゆっくり休むわけだと納得する。
　現代では三が日までくらいしか休みではなく、小正月の認識も薄れつつある。小正月の存在をきちんと知った時、そんなのあるんだと他人事のように感じたものだ。
　この小正月に小豆粥を食べて、一年間の無病息災を願って食べられる風習もまだ残っている。
　昔の人達が継承してきた、少しでもいい年になりますようにとの願いが込められた素敵な行事に思いを馳せながら今日は過ごそうと思う。