書くこと

文字数 691文字

 私がこうしてオリジナルの作品を、短いながらも書くようになったのは結構最近のこと。

 元々は図書館や書店で買ったお気に入りの書籍、投稿サイトなどの小説を読むだけであった。その頃に好んでいたのは長文──長編小説。シリーズが長ければ長いほど読むのが楽しかった。しかしこれはあくまでも読者目線の場合の話。
 ある時、他人よりも読書量だけはそこそこあるのだから、もしかしたら素人でもなにか書けるのではないか? と、ちまちまと完結しない書き途中のなにかだけを量産した覚えがある。
 残業が当たり前、定時で帰ることが難しく時間が取れなくなった職場に就職したことから一度はその書くことをやめてしまった。
 再び書く気力が湧くようになったのは、転職してきちんと定時で帰れるようになってから。とはいえ、書かなくなってブランクが長いため、まずは文章のリハビリとして少しの期間だけ二次創作をしていた。
 とにかく書くことが楽しい、自分で書く癖を取り戻すためにやり始め、それが数年続いた。後に二次創作界隈での交流疲れにより二次創作はすっかり離れたが、それでも息抜きにどこにも載せずに自分だけで楽しむために書くことはある。

 紆余曲折があっても、しっかりとリハビリができた上でまた新たにこうしてオリジナル作品を書くようになったが、なんやかんや時間を取れる時に書いていた結果、書くのがだるいなあ……と感じることはほぼない。
 やはり、何かを書きたい、形にしたい、そんな気持ちが子どもの頃からずっと私の根っこの部分に残って消えなかったおかげなのかもしれない。
 この気持ちをこれからも消えないように大事にしていく努力を続けたい。
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