節分

文字数 462文字

 本日は日本ではあまりにも有名な節分が行われる日だ。
 実は、節分という行事は、本来年に四回もあるということを知っているだろうか?
 立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日が「節分」ということらしい。

 節分──季節の分かれ目という意味で、その季節の節目節目で縁起を担いで行われてきた辺り、日本人らしい行事とも言える。

 日本では太陰暦だった昔、立春は一年の始まりと考えられていた。ゆえに立春の一日前の節分は大みそかにあたる。
 悪いものを追い出して、素晴らしい春を迎えるために、春の節分だけが行事として いつの間にか最後に残り、今日に至るそうだ。

 恵方巻きや豆まきも、そのルーツをたどるとやはりいいことが舞い込みますようにという昔からの人々の願いが込められている。今も昔も、幸せを求める気持ちは変わらないらしい。
 年明けから何かと災難続きの日本列島。
 そんな災難が吹き飛ぶようにと、せめて気持ちからでも、幸運が来るように願いたい。


※ペンネームを「祷楓」から「小萩玲奈」へと変えました。新たなペンネームの方でもよろしくお願いします。
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