第46話 魔女との情事

文字数 2,401文字

 酒場から出ると、アニウスは顎に手を当てて考え事をしていた。

 どうやら、何か思い悩んでいるようだ。


「兄貴、どうしたんだ?」


 アニウスの様子を見てオトフリートは話し掛けていた。


「いや……、あの雇い主の女が気になったんだ……」


 アニウスが答えているとオトフリートも納得していた。


「ああ……、あの女は確かに只者じゃないな……。やはり魔女なのか?」

「さあな……、まだ分からないが油断はするなよ。奴等は危険だ……」


 アニウスが真剣な顔で言っていると、オトフリートも真剣な表情になっていたのだ。


「ああ……分かってるよ。俺達の敵になるかもだからな……」

「そうだな……、だが、俺達が負けることはないだろう!」


 アニウスは自信満々に答えていた。それに同意してオトフリートも頷いていたのだ。


「ああ、その通りだな! ガハハ!」


 オトフリートは豪快に笑いながら歩みを進めていた。

 そして、彼は兄に野暮用があると話し掛けて、その場から離れていったのである。

 オトフリートは兄がいなくなるとニヤリと笑って自分の顎髭を撫でていた。


「今から、サービラの所に行ってみるか・・・・・」


 オトフリートはそう呟いて歩き始めていた。彼が向かっている先はサービラの居る屋敷である。

 サービラに会いたくて仕方なかったのだ。そして、彼の足取りは軽くなっていたのである。


 彼は屋敷に着いて扉をノックすると、やがて扉の向こうから女性の声がした。


「どちら様ですか?」


 サービラではない女性の声に彼は内心、舌打ちをしながら答えたのだ。


「オトフリートだ……」

「お入り下さいませ……」


 扉が開くと、そこには先程の声の主である若い女性がいたのだ。彼女はサービラの守護者である。

 そして、オトフリートは屋敷の中に入っていった。

 屋敷の中に入り彼女の部屋に通されるとサービラが椅子に座っていた。

 昼間とは違い、黒いローブ姿ではなく、露出度の高い黒のドレスを着ていたのである。

 髪は長い黒髪で、ドレスから見える肌は褐色であり胸元は大きく開いていた。胸も大きかったのである。

 そして、妖艶な笑みを浮かべている彼女はオトフリートを待っていたのである。

 彼はサービラの近くまで行くと、彼女の隣に座ったのだ。すると、サービラは話し掛けてきた。


「来てくれたのね……」


 そして彼女は笑みを浮かべていた。そして、ゆっくりと立ち上がり彼に近づいていったのである。

 そのまま2人は口付けを交わしたのである。そして、舌を絡ませていた……。


「ふふっ……、貴方から会いに来てくれるなんて嬉しいわね……」


 サービラは微笑みながらオトフリートの頬に手を当てていた。


「ああ……、お前と早く会いたかったからな……」


 彼はサービラを抱き寄せると胸を揉んでいた。


「ふふっ……、相変わらずね……」


 彼女は嬉しそうに笑っていたのだ。オトフリートは彼女のドレスを脱がせて裸にすると押し倒したのである。

 サービラの裸身は褐色の肌で美しく、そして煽情的であり胸は豊満で大きかったのだ。

 オトフリートは彼女の胸を揉みながら、首筋や鎖骨などを舐め回していったのである。

 彼女は時折、喘ぎ声を上げて感じているようだった。


「あぁっ……んっ……はぁ……」


 そして、今度はサービラの方からもオトフリートの体を愛撫していたのだ。彼の厚い胸板を優しく撫でている手は艶めかしく動いていたのだ。


「ふふっ……、相変わらず鍛えているのね……」

「ああ、騎士だからな……。いつも鍛えているさ」


 オトフリートはサービラの乳房を口に含んでいたのだ。そのまま舌で舐め回して乳首を吸っていたのである。

 彼女の胸は大きく柔らかい感触であった。彼は夢中になって乳首に吸い付いていたのだ。


「あっ……んっ……、はぁ……」


 サービラは甘い声で喘いでいると、今度はオトフリートが彼女の股を開かせて性器を舐め回していたのだ。


「あぁっ! んんっ……!」


 彼女は腰を動かして感じていたのだ。オトフリートは執拗に舐め回している。


「ふふっ……、そんなに私の体が恋しかったの?」


 サービラは妖艶な笑みを浮かべながら聞くと彼は素直に答えていたのだ。


「ああ、お前を抱きたくて仕方なかったさ……」


 彼はそう言うと、今度は彼女の陰部に自分のイチモツを挿入していった。


「あんっ!」


 サービラは嬉しそうに声を上げていた。そして、腰を動かし始めると彼女は大きな声で喘いでいたのである。


「あぁっ! いいっ……! もっと突いてぇ……!」


 サービラの求めに応じてオトフリートはさらに激しく動き始めたのだ。


「あぁっ! イクッ……イッちゃう!!」


 サービラは絶頂を迎えたようで体を痙攣させていたのだ。オトフリートも同時に果てたのか、大量の精液を放出していたのである。


「あぁ……貴方のがドクドクと入ってくる……」


 サービラは自分の陰部に手を当てて確認すると幸せそうな顔をしていた。


「ふふっ……、やっぱり貴方は最高ね……」


 彼女は妖艶な笑みを浮かべるとオトフリートにキスをしていたのだ。彼はそれに応えるように舌を絡めていったのである。

 2人は愛し合うように長く濃厚なキスをしていたのだ。そして、ゆっくりと唇を離すと唾液の糸を引いていたのだった。


「ふふ……、また来てね……」


 彼女は優しく微笑みながら言うと、オトフリートは頷いていた。


「ああ……、また来るさ……。必ずな」


 2人は再び口づけを交わすとサービラの部屋を後にしたのであった。そして、彼はそのまま帰って行った。

 彼等が恋仲になったのは、オトフリートがサービラに恋をしてからであった。

 最初は魔女と配下という関係だったが、彼が彼女の風貌に、彼女は彼の豪快な性格に次第に惹かれあっていったのである。

 サービラは彼に何度も体を重ねており、オトフリートも彼女の虜になっていたのだ。

 そして、2人は恋人同士になり、今では愛し合っている仲となっていたのである。
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