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文字数 257文字

 淳之介とミキタは今でも、地元ののぞ自慢大会等に「オニヤンマ」で参加していた。

 ミキタのボーカルは、お世辞にも上手いとは言えず、今まで入賞したことは一度もない。

 ある日、淳之介とマリアとミキタでカラオケに行った時、マリアの上手さに驚いたミキタが、「オニヤンマ」のボーカルとしてメンバーに入るよう誘った。

「じゃあ、来年ののど自慢大会はうちらが優勝ね」

 とマリアはあっさりメンバーに加わったのである。

 早速、公民館を借りて定期的にバンドの練習を始めた。

 何時も一郎と次郎も連れて来るが、ホールの中で自由に遊ばせていた。




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